クロハンモン Diplura simplex (?)
作成者:鈴木雅大 作成日:2013年6月23日(2014年6月29日更新)
 
クロハンモン(黒斑紋,田中・千原 1983)(?)
Diplura simplex Ji.Tanaka & Chihara 1981: 157, figs 1A-C, 3. (?)
 
黄藻植物(オクロ植物)門(Phylum Ochrophyta),クリシスタ(Chrysista),褐藻綱(Class Phaeophyceae),イシゲ亜綱(Subclass Ishigeophycidae),イシゲ目(Order Ishigeales),科の所属不確定(Incertae sedis),クロハンモン属(Genus Diplura
 
*1. 吉田(1998)「新日本海藻誌」における分類体系:褐藻綱(Class Phaeophyceae),イソガワラ目(Order Ralfsiales),イソガワラ科(Family Ralfsiaceae),クロハンモン属(Genus Diplura
*2. 吉田ら(2015)「日本産海藻目録(2015年改訂版)」における分類体系:褐藻綱(Class Phaeophyceae),イソガワラ目(Order Ralfsiales),イソガワラ科(Family Ralfsiaceae),クロハンモン属(Genus Diplura
 
Type locality: 東京都 八丈島
Type :
 
クロハンモン Diplura simplex
 
クロハンモン Diplura simplex
 
クロハンモン Diplura simplex
撮影地:千葉県 銚子市 外川町 畳岩;撮影日:2013年6月23日;撮影者:鈴木雅大
 
イソガワラの仲間で色が黒いことからクロハンモンとしましたが,田中・千原(1983)によると,千葉県銚子半島における本種の生育時期は冬から晩春にかけてで,大きな岩よりも小さな石上に生育することが多いようです。著者が撮影したものは生育時期はおろか生育する様子も異なることから同定に自信がなくなってきました。同所的に分布するイソイワタケ(Ralfsia verrucosa)やキンイロハンモン(Endoplura aureaとは明らかに異なるものの,そのほかの殻状褐藻類である可能性があります。また,アナイボゴケ属(Verrucaria)などの海産地衣類のような気もしてきました。いずれにしろ外見だけで判断せず,切片を作製し,顕微鏡で観察してから同定すべきでした。銚子に行く機会があれば,改めて採集して確かめたいと考えています。
 
参考文献
 
Guiry, M.D. and Guiry, G.M. 2013. AlgaeBase. World-wide electronic publication, National University of Ireland, Galway. http://www.algaebase.org; searched on 23 June 2013.
 
Tanaka, J. and Chihara, M. 1981. Taxonomic study of the Japanese crustose brown algae (5) Endoplura and Diplura (Ralfsiaceae, Ralfsiales). Journal of Japanese Botany 56: 153-160.
 
田中次郎・千原光雄 1983. 銚子半島の殻状褐藻3種.千葉大学理学部海洋生物環境解析施設年報 3: 5-7.
 
吉田忠生 1998. 新日本海藻誌. 1222 pp. 内田老鶴圃, 東京.
 
吉田忠生・鈴木雅大・吉永一男 2015. 日本産海藻目録(2015年改訂版). 藻類 63: 129-189.
 

写真で見る生物の系統と分類真核生物ドメインS A Rストラメノパイル黄藻植物(オクロ植物)門褐藻綱

「生きもの好きの語る自然誌」のトップに戻る