オオカナダモ Egeria densa
作成者:鈴木雅大 作成日:2015年7月17日
 
オオカナダモ(大加奈陀藻)
Egeria densa Planchon, 1849
 
維管束植物門(Phylum Tracheophyta),種子植物亜門(Subphylum Spermatophytina),被子植物("Angiospermae"),モクレン綱(Class Magnoliopsida),ユリ上目(Superorder Lilianae),オモダカ目(Order Alismatales),トチカガミ科(Family Hydrocharitaceae),オオカナダモ属(Genus Egeria
 
新エングラー体系:被子植物門(Phylum Angiospermae),単子葉植物綱(Class Monocotyledoneae),イバラモ目(Order Helobiae),トチカガミ科(Family Hydrocharitaceae)
クロンキスト体系:被子植物門(Phylum Magnoliophyta),ユリ綱(Class Liliopsida),オモダカ亜綱(Subclass Alismatidae),トチカガミ目(Order Hydrocharitales),トチカガミ科(Family Hydrocharitaceae)
 
Homotypic synonym
  Elodea densa (Planchon) Caspary, 1857
 
オオカナダモ Egeria densa
撮影地:茨城県 水戸市 萱場町;撮影日:2010年11月7日;撮影者:鈴木雅大
 
オオカナダモ Egeria densa
 
オオカナダモの花
実験用に栽培しているもの;撮影日:2010年6月24日;撮影者:鈴木雅大
 
生物学の実験や観賞用の水草(アナカリス)として良く知られていますが,南アメリカ原産の帰化植物で,環境省及び農林水産省が作成した生態系被害防止外来種リストでは,「重点対策外来種」に選定されています。「南米原産なのに「カナダモ」とはこれいかに?」と思い調べてみたところ,「カナダモ」の和名は北アメリカ大陸原産のカナダモ(Elodea canadensis)とコカナダモ(Elodea nuttallii)に対して付けられたもので,「オオカナダモ」はこれらに似ていて大きいことから付けられた名前でした。これらの"カナダモ"類はかつて共にコカナダモ(カナダモ)属(Elodea)に含まれていたことがありますが,オオカナダモは現在オオカナダモ属(Egeria)として分けられており,分布と分類ともに異なる仲間です。経緯を知って納得がいきましたが,和名にしろ学名にしろ生物の名前に地名を用いるときは,その種の分布域を踏まえ,混乱や勘違いのないように付けることが望ましいと思いました。
 
参考文献
 
角野康郎 著.2014. ネイチャーガイド 日本の水草.326 pp. 文一総合出版,東京.
 
邑田 仁 監修. 米倉浩司 著. 2012. 日本維管束植物目録. 379 pp. 北隆館,東京.
 
米倉浩司・梶田忠 2003-「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info(2015年7月17日閲覧).
 

写真で見る生物の系統と分類真核生物ドメインスーパーグループ アーケプラスチダ緑色植物亜界有胚植物上門被子植物ユリ上目オモダカ目

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