マギレソゾ Laurencia saitoi (?)
作成者:鈴木雅大 作成日:2020年6月25日
 
マギレソゾ(紛れそぞ)(?)
Laurencia saitoi Perestenko 1980: 192, fig. 251. (?)
 
紅藻植物門(Phylum Rhodophyta),真正紅藻亜門(Subphylum Eurhodophytina),真正紅藻綱(Class Florideophyceae),マサゴシバリ亜綱(Subclass Rhodymeniophycidae),イギス目(Order Ceramiales),フジマツモ科(Family Rhodomelaceae),ソゾ連(Tribe Laurencieae),ソゾ属(Genus Laurencia
 
*1. 吉田(1998)「新日本海藻誌」における分類体系:紅藻綱(Class Rhodophyceae),真正紅藻亜綱(Subclass Florideophycidae),イギス目(Order Ceramiales),フジマツモ科(Family Rhodomelaceae),ソゾ属(Genus Laurencia
*2. 吉田ら(2015)「日本産海藻目録(2015年改訂版)」における分類体系:紅藻綱(Class Rhodophyceae),イギス目(Order Ceramiales),フジマツモ科(Family Rhodomelaceae),ソゾ属(Genus Laurencia
 
その他の異名
  "Laurencia obtusa" auct. non Inagaki 1933: 57.
 
Type locality: Furugelmi Island, Peter the Great Bay, Russia.
Type specimen: LE.
 
マギレソゾ Laurencia saitoi
 
マギレソゾ Laurencia saitoi
撮影地:兵庫県 洲本市 由良(淡路島);撮影日:2020年6月24日;撮影者:鈴木雅大
 
マギレソゾ Laurencia saitoi
 
マギレソゾ Laurencia saitoi
採集地:兵庫県 洲本市 由良(淡路島);採集日:2020年6月24日;撮影者:鈴木雅大
 
兵庫県淡路島で「マギレソゾ」と呼ばれている種類ですが,正直なところ同定が正しいかどうか自信がありません。マギレソゾはウラジオストク近くで記載された種類で,北方系海藻もしくは日本海側で見られる海藻というイメージがあるのですが,新日本海藻誌によると北海道,本州,四国,九州まで日本各地に広く分布しているそうです。サクランボ小体などの形態的特徴を観察していないので何とも言えないのですが,ミツデソゾより柔らかく,赤色を帯びるものを本種と呼んでいます。DNA解析によって確かめたいと思っていますが,残念ながら国際遺伝子配列データベースに登録されているマギレソゾのDNA配列は,アメリカ・カリフォルニア州で採集されたものしかなく,マギレソゾの配列かどうか判断がつきません。本種に限らず,日本産ソゾ類のDNA情報はほとんど公開されておらず,DNA鑑定による種同定が出来ず困っております。
 
参考文献
 
Guiry, M.D. and Guiry, G.M. 2020. AlgaeBase. World-wide electronic publication, National University of Ireland, Galway. https://www.algaebase.org; searched on 25 June 2020.
 
稲垣貫一 1933. 忍路湾及び其れに近接せる沿岸の海産紅藻類. 北海道帝国大学理学部海藻研究所報告. 2: 1-77.
 
Perestenko, L.P. 1980. Vodorosli Zaliva Petra Velikogo. 231 pp."NAUKA" Leningradskoe Otdelenie, Leningrad.
 
吉田忠生 1998. 新日本海藻誌 1222 pp. 内田老鶴圃,東京.
 
吉田忠生・鈴木雅大・吉永一男 2015. 日本産海藻目録(2015年改訂版). 藻類 63: 129-189.
 

写真で見る生物の系統と分類真核生物ドメインスーパーグループ アーケプラスチダ紅藻植物門真正紅藻綱マサゴシバリ亜綱イギス目フジマツモ科ソゾ連

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