フサフシツナギ Lomentaria flaccida
作成者:鈴木雅大;作成日:2020年12月20日
 
フサフシツナギ(房節繋)
Lomentaria flaccida Tak. Tanaka 1944: 152. Figs 3, 4.
 
紅藻植物門(Phylum Rhodophyta),真正紅藻亜門(Subphylum Eurhodophytina),真正紅藻綱(Class Florideophyceae),マサゴシバリ亜綱(Subclass Rhodymeniophycidae),マサゴシバリ目(Order Rhodymeniales),フシツナギ科(Family Lomentariaceae),フシツナギ属(Genus Lomentaria
 
*1. 吉田(1998)「新日本海藻誌」における分類体系:紅藻綱(Class Rhodophyceae),真正紅藻亜綱(Subclass Florideophycidae),マサゴシバリ目(Order Rhodymeniales),ワツナギソウ科(Family Champiaceae),フシツナギ属(Genus Lomentaria
*2. 吉田ら(2015)「日本産海藻目録(2015年改訂版)」における分類体系:紅藻綱(Class Rhodophyceae),マサゴシバリ目(Order Rhodymeniales),フシツナギ科(Family Lomentariaceae),フシツナギ属(Genus Lomentaria
 
掲載情報
吉田 1998: 837. Pl. 3-77, Fig. D; Lee 2008: 417.
 
Type locality: 香川県 高松
Holotype specimen: SAP 24324(北海道大学 大学院理学研究科 植物標本庫)
 
日本における分布
  瀬戸内海
 
フサフシツナギは,体の大きさと節間部の長さを基に新種記載された種類です。私見ですが,著者がこれまでに採集,遺伝子解析したコスジフシツナギ(Lomentaria hakodatensisから判断すると,フサフシツナギに相当するサンプルの体の大きさや節間部の長さはいずれもコスジフシツナギの形態変異の範囲に収まります。フサフシツナギはコスジフシツナギに極めて近いものと考えられますが,同種かどうかを判断するにはフサフシツナギのタイプ標本か,タイプ産地でフサフシツナギに相当すると考えられるサンプルを採集し,比較検討する必要があります。残念ながら著者が入手した香川県高松産のサンプルは形態的にフサフシツナギよりもコスジフシツナギに近いものであったため,未だ分類学的結論には至っていません。
 
参考文献
 
Guiry, M.D. and Guiry, G.M. 2020. AlgaeBase. World-wide electronic publication, National University of Ireland, Galway. https://www.algaebase.org; searched on 20 December 2020.
 
Lee, Y. 2008. Marine algae of Jeju. 177 pp. Academy Publication, Seoul.
 
田中 剛 1944. 讃岐産海藻ノ二種. 植物研究雑誌. 20: 150-154.
 
吉田忠生 1998. 新日本海藻誌 1222 pp. 内田老鶴圃, 東京.
 
吉田忠生・鈴木雅大・吉永一男 2015. 日本産海藻目録(2015年改訂版). 藻類 63: 129-189.
 

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