イリエワニ Crocodylus porosus |
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作成者:鈴木雅大 作成日:2011年6月29日(2022年1月2日更新) |
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イリエワニ(入江鰐,英名:Saltwater crocodile) |
Crocodylus porosus Schneider, 1801 |
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動物界(Kingdom Animalia),左右相称動物亜界(Subkingdom Bilateralia),新口動物(後口動物)下界(Infrakingdom Deuterostomia),脊索動物上門(Superphylum Chordata),脊椎動物門(Phylum Vertebrata),顎口下門(Infraphylum Gnathostomata),四肢動物上綱(Superclass Tetrapoda),爬虫綱(Class Reptilia),ワニ亜綱(Subclass Crocodylomorpha),ワニ目(Order Crocodylia),クロコダイル科(Family Crocodylidae),クロコダイル属(Genus Crocodylus) |
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撮影地:東京都 台東区 恩賜上野動物園;撮影日:2011年6月29日;撮影者:鈴木雅大 |
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ワニは主にアリゲーター科とクロコダイル科に分けられますが,クロコダイル科の特徴は下顎の第4歯が口の外に出る事です。2番目の写真の歯を見ると良く分かると思います。この個体は雄で左前脚が無いことから「フック」と名付けられているそうです。2010年時点で44歳だそうで,長寿であることを伺わせます。 |
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撮影地:静岡県 賀茂郡 東伊豆町 奈良本 熱川バナナワニ園;撮影日:2011年12月30日;撮影者:鈴木雅大 |
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撮影地:兵庫県 神戸市 須磨区 若宮町 須磨海浜水族園;撮影日:2016年7月15日;撮影者:鈴木雅大 |
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最も大形になるワニの一種で,現生種では世界最大の爬虫類です。人を襲い,捕食した回数も多く「生まれながらの人食い」と称されることもあります。名前の通り汽水域で見られ,時には海で泳ぐ姿が観察されることもあります。インド,東南アジアからニューギニア,オーストラリア北部まで分布しています。 |
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白いイリエワニ(アルビノの個体) |
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撮影地:静岡県 賀茂郡 東伊豆町 奈良本 熱川バナナワニ園;撮影日:2014年5月14日;撮影者:鈴木雅大 |
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撮影地:静岡県 賀茂郡 東伊豆町 奈良本 熱川バナナワニ園;撮影日:2011年12月30日;撮影者:鈴木雅大 |
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熱川バナナワニ園で飼育されていた「白いワニ」です。1972年にカンボジアから導入されたそうです。著者が初めてこの個体を見たのは1999年で,2011年,2014年にも見ることができました。しかし,2021年に訪れた時は,園内を探しても見つけることが出来ず,2016年3月に死亡していたことを知りました。推定年齢45歳の長寿だったそうです。 |
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参考文献 |
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Uetz, P. and Jirí Hošek (eds.), The Reptile Database, http://reptile-database.reptarium.cz/species?genus=Crocodylus&species=porosus, accessed Apr 25, 2013. |
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