カメノコウワムシ Keratella cochlearis
 
作成者:鈴木雅大 作成日:2015年9月21日(2022年9月9日更新)
 
カメノコウワムシ(亀甲輪虫)
Keratella cochlearis (Gosse, 1851)
 
動物界(Kingdom Animalia),左右相称動物亜界(Subkingdom Bilateralia),旧口動物(前口動物)下界(Infrakingdom Protostomia),Clade Gnathifera,輪形動物門(Phylum Rotifera),ワムシ綱(Class Eurotatoria),単生殖巣亜綱(Subclass Monogononta),偽輪虫上目(Superorder Pseudotrocha),ワムシ目(Order Ploima),ツボワムシ科(Family Brachionidae),カメノコウワムシ属(Genus Keratella
 
カメノコウワムシ Keratella cochlearis
採集地:兵庫県 淡路市 楠本 大谷池(淡路島);採集日:2015年9月2日;撮影者:鈴木雅大
 
カメノコウワムシ Keratella cochlearis
採集地:兵庫県 淡路市 楠本 大谷池(淡路島);採集日:2016年9月6日;撮影者:鈴木雅大
 
兵庫県淡路島のため池でプランクトンネットを投げて採集したカメノコウワムシ属(Keratella)の1種です。前縁に3対の刺状突起と,後端に長い突起を1本持つので,カメノコウワムシ(K. cochlearis)と同定しました。カメノコウワムシは複数の亜種や変種に分けられておりますが,淡路島で採集した個体がどの亜種,変種に相当するかは分からなかったため,本サイトでは種内分類群の区別はせず,広義のカメノコウワムシとして掲載しました。
 
後端の突起を持たない個体
 
カメノコウワムシ Keratella cochlearis
採集地:兵庫県 淡路市 楠本 大谷池(淡路島);採集日:2022年9月7日;撮影者:鈴木雅大
 
後端の突起を持たない個体です。Keratella cochlearis var. tectaに相当するものかもしれませんが,亀甲模様をはっきりと確認出来なかったため,同定には至りませんでした。
 
参考文献
 
Jersabek, C.D. and Leitner, M.F. 2013. Keratella cochlearis (Gosse, 1851). In: Jersabek, C.D. & Leitner, M.F. (2013): The Rotifer World Catalog. World Wide Web electronic publication. http://www.rotifera.hausdernatur.at/Species/Index/813, accessed 15 Oct. 2017.
 
滋賀県立衛生環境センター・一瀬 諭・若林徹哉 2005. やさしい日本の淡水プランクトン図解ハンドブック.合同出版,東京.
 
田中正明 2002. 日本淡水産動植物プランクトン図鑑.名古屋大学出版会,名古屋.
 
 
写真で見る生物の系統と分類真核生物ドメインスーパーグループ オピストコンタ動物界Clade Gnathifera輪形動物門ワムシ目
 
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