シロガヤ Aglaophenia whiteleggei
作成者:鈴木雅大 作成日:2011年5月22日(2013年4月18日更新)
 
シロガヤ(白榧)
Aglaophenia whiteleggei Bale, 1888
 
動物界(Kingdom Animalia),ヒドラ亜界(Subkingdom Hydrobiotina),刺胞動物門(Phylum Cnidaria),ヒドロ虫綱(Class Hydrozoa),ヒドロ虫亜綱(Subclass Hydroidolina),レプトテカータ目(Order Leptothecata),コニカ亜目(Suborder Conica),ハネガヤ科(Family Plumulariidae),シロガヤ属(Genus Aglaophenia
 
シロガヤ Aglaophenia whiteleggei   シロガヤ Aglaophenia whiteleggei
撮影地:神奈川県 三浦市 三崎町 諸磯;撮影日:2011年5月18日;撮影者:鈴木雅大
 
磯の代表的な危険生物で,触ると刺胞で刺されます。海藻と間違えて触ってしまうことが多いようです。著者は本種の危険性を良く知っていたつもりでしたが,写真を撮ろうとして近づいたところ,シロガヤの体の一部に触っていたらしく,気が付いたら刺されていました。我ながら磯の観察をなめていたと思いますが,軍手等の手袋は付けていませんでした。痛みはあまり感じませんでしたが,痒みが5日間続き,本種に触るとどうなるのかを身をもって体験するはめになりました。なお,刺された時の症状には個人差があり,著者は痒いだけで済みましたが,人によっては強いアレルギー症状が出ることもあるそうなので,著者の体験例が必ずしも参考になるとは限りません。また,ハチに刺された際のアナフィラキシーショックが好例だと思いますが,毒を持つ生き物に刺されたあるいは噛まれた場合,一回目は大したことがなかったとしても,二回目以降も同じ症状で済むとは限りません。危険生物には極力近づかないようにするのが得策でしょう。ましてや素手で磯採集を行うのは,刺される以前の問題なので,怪我の防止のためにも必ず手袋をはめるようにしましょう。
 
参考文献
 
今原幸光 編著. 2013. フィールド版 写真でわかる磯の生き物図鑑. 279 pp. トンボ出版,大阪.
 
伊勢優史 執筆・撮影,赤坂甲治 監修. 2013. 三崎の磯の動物ガイド 第2版. 168 pp. 東京大学大学院理学系研究科附属三崎臨海実験所,神奈川.
 
NPO法人 武蔵野自然塾 編.2017. 危険生物ファーストエイドハンドブック 海編.96 pp. 文一総合出版,東京.
 
奥谷喬司 編著. 1994. 海辺の生きもの. 367 pp. 山と渓谷社,東京.
 
Schuchert, P. 2012. Aglaophenia whiteleggei Bale, 1888. In: Schuchert, P. (2012) World Hydrozoa database. Accessed through: World Register of Marine Species at http://www.marinespecies.org/aphia.php?p=taxdetails&id=284062 on 2013-04-18.
 
篠永 哲・野口玉雄 2013. フィールドベスト図鑑 vol.17. 危険・有毒生物.256 pp. 学研教育出版,東京.
 

写真で見る生物の系統と分類真核生物ドメインスーパーグループ オピストコンタ動物界ヒドラ亜界ヒドロ虫綱レプトテカータ目

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