ウスヒザラガイ属の1種 Ischnochiton sp. |
作成者:鈴木雅大 作成日:2016年4月12日(2018年6月3日更新) |
ウスヒザラガイ属(薄石鼈貝,薄火皿貝)の1種 |
Ischnochiton sp. |
動物界(Kingdom Animalia),左右相称動物亜界(Subkingdom Bilateralia),旧口動物(前口動物)下界(Infrakingdom Protostomia),冠輪動物上門(Superphylum Lophotrochozoa),軟体動物門(Phylum Mollusca),多板綱(Class Polyplacophora),新ヒザラガイ亜綱(Subclass Neoloricata),クサズリガイ目(Order Chitonida),クサズリガイ上科(Superfamily Chitonoidea),ウスヒザラガイ科(Family Ischnochitonidae),ウスヒザラガイ属(Genus Ischnochiton) |
撮影地:愛媛県 松山市 高浜町 白石の鼻;撮影日:2016年4月9日;撮影者:鈴木雅大 |
撮影地:兵庫県 淡路市 大磯(淡路島);撮影日:2018年5月31日;撮影者:鈴木雅大 |
日本の温帯域に生息するウスヒザラガイ属には,ウスヒザラガイ(Ischnochiton comptus)とホソウスヒザラガイ(Ischnochiton boninensis)の2種が知られています。この2種は見た目が良く似ており,しかも同所的に生息していることが知られています。恥ずかしながら,著者はこの2種の違いを認識出来ていないため,ここで紹介している種がウスヒザラガイかホソウスヒザラガイかの判断が出来ませんでした。正確に同定するためには,鱗片及び肉帯の詳細を観察する必要があります。
ヒザラガイの仲間は岩にガッチリ張り付いているものが多いのですが,この仲間は岩をひっくり返すと,ヒザラガイとは思えないスピードで移動し,岩の裏に隠れようとします。著者の知っている範囲では「最速のヒザラガイ」です。 |
参考文献 |
今原幸光 編著.2023. 新 写真でわかる磯の生き物図鑑.286 pp. 海文堂,東京. |
>写真で見る生物の系統と分類 >真核生物ドメイン >スーパーグループ オピストコンタ >動物界 >冠輪動物上門 >軟体動物門 >多板綱 |
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