植物を用いた実験・観察

 
 生物学を学んでいる者にとって,生物を教えるのはとても楽しい。誰かに生物を教えるには,それなりの幅広い知識が必要だし,自身の経験も問われるからです。当たり前のように知っていることでも,それを分かりやすく人に伝えるのは並大抵のことではありません。これまで担当した実験・観察は,楽なものではありませんでした。材料をどうやって調達するか,最も典型的な組織を見せられる材料は何か,誰でも簡単に切片を作れる材料は何か…枚挙にいとまがありません。ほとんどの観察は,著者が大学院生だった時,恩師である吉﨑 誠先生(東邦大学名誉教授)から学んだもので,いわば受け売りです。自身が実習を担当した時,生物を扱う実験・観察の大変さ,及び師の苦労と偉大さを改めて感じ入りました。生物を扱う実験・観察がなぜ大変なのか,それは相手が「生き物」であるからに他なりません。この悩みは,教育現場の先生たち皆が体験しているに違いないでしょう。ここで紹介する実験・観察,教材が他山の石として,教育の現場で活躍されている方々に役立てて頂ければ幸いです。著者自身,まだまだ経験が浅く,ミスや手際の悪い箇所が多々あると思います。助言,お叱り等頂ければありがたいです。

更新履歴

2012年6月17日 「細胞の観察」を更新しました。

2011年5月11日 「細胞の観察」を公開しました。

2011年5月7日 「植物組織の観察」を更新しました。

2011年1月25日 「同化デンプンの観察」と「貯蔵デンプンの観察」を更新しました。

2010年11月11日 「光合成の実験」と「同化デンプンの観察」に写真を追加しました。

2010年9月28日 「楽しみながら植物を覚える方法~B5版の樹木押し葉作り~」を公開しました。

2010年9月27日 「C4植物の観察」の実習テキストのみ公開しました。

2010年9月15日 「光合成の実験と同化・貯蔵デンプンの観察」の公開を始めました。

2010年9月10日 「植物組織の観察」を更新しました。

2010年8月30日 「植物組織の観察」の公開を始めました。

 

楽しみながら植物を覚える方法 ~B5版の樹木押し葉作り~
  執筆:鈴木雅大 作成日:2010年9月16日
  故 吉﨑 誠博士 (東邦大学名誉教授)が試行錯誤の末に開発したB5版の樹木押し葉標本の作り方を紹介します。対象:小学生から大学生まで全学年
   

細胞の観察
  執筆:鈴木雅大 作成日:2011年5月11日(2012年6月17日更新)
  口腔上皮細胞,タマネギの鱗茎葉の表皮細胞,オオカナダモの葉の細胞などを観察します。顕微鏡の扱い方や「細胞」について学ぶための観察で,中学校では定番中の定番です。ここで紹介するのも従来の観察とほとんど変わらないオーソドックスなものです。対象:中学・高校生から大学生
   

植物組織の観察
  執筆:鈴木雅大 作成日:2010年9月10日 更新日:2011年5月7日
  ツバキの葉,センニンソウの茎,ニオイイリスの根の切片などを観察し,植物の体がどのような組織から成り立っているかを勉強します。対象:中学・高校生から大学生
   

光合成の実験と同化・貯蔵デンプンの観察
  執筆:鈴木雅大 作成日:2010年9月14日 更新日:2011年1月25日
  定番のオオカナダモの光合成の実験,同化デンプンの観察にジャガイモとサツマイモの貯蔵デンプンの観察を組み合わせることで,光合成→同化デンプン生成→転流→貯蔵デンプン生成までの過程を勉強します。対象:中学・高校生から大学生
   
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