サメ映画道

いつからだろうか。モンスター映画好きが高じて,レンタルビデオ屋でクリーチャーもののパニックホラー映画を借りて観ては記憶から失うという不毛なことを繰り返していた。クソ映画だと分かっていてなぜ観てしまうのか?誰とも共有出来ない孤独な道,いつしかそれをサメ映画道と呼ぶようになった。もちろん自称。そんなある日,サメ映画及びZ級映画界のカリスマレビュアー「知的風ハット」氏のレビューに出会った。ここまでサメ映画を愛せる人がいることを初めて知り,大きな衝撃を受けた。不毛な道に現れた唯一の希望と言ってもいい。ネットの普及とはありがたいもので,その後,サメ映画が好きという変態(良い意味で)は,少数派なれど一定数存在するということが分かってきた。2017年,2018年には東京国際サメ映画祭が開催されている。サメ映画好きがここまでいるのなら,自分が観てきたサメ映画について,感想を兼ねた備忘録を残しても良いかと思うようになった。著者が運営しているサイト「生きもの好きの語る自然誌」の裏ページ的な扱いで2016年から細々と更新していたのだが,2018年頃,視聴したサメ映画が60作品を超えてから調子に乗って表ページとリンクをつないでしまった。検索エンジンとは恐ろしいもので,ある日,知人から「「サメ映画」で検索するとあんたのページが出てくるんだけど」と言われ驚愕した。しょうもない感想ばかりで恐縮だが,サメ映画鑑賞に最も必要な心構えである「寛容さ」を持って見て頂ければ幸いである。なお,サメ映画の講評は,浅井ラム氏(=知的風ハット氏)の映画レビューを是非見て欲しい。
 
一般の方にも勧められるサメ映画
「サメ映画が好き」と言うのは「自分はクソ映画が好きな変態です」と宣言するのと同義かもしれない。カオスとしか言いようのない世界だが,そんな中にあって一般の方にもお勧めできるサメ映画が幾つかある。ここでは,一般の方にぜひ観て欲しいサメ映画ベスト3を紹介したい。長い間,ジョーズとディープ・ブルーの2作品以外にお勧めのサメ映画は無かったが,2016年にロストバケーションが3位にランクインした。サメ映画の良作は20年に1本位しか出てこないようである。
 
1. ジョーズ(1975年) 40年経っても色褪せない不動の最高傑作。これを超えるサメ映画は未来永劫出てこないのではないかと思う。
2. ディープ・ブル-(1999年) ジョーズほど突き抜けたものはないが,パニックホラー映画としてオススメの1作。
3. ロストバケーション(2016年) とにかく怖いサメ映画。エンターテインメントではなく本当に怖いサメを観たいならこれ。
 
著者が観賞したサメ映画103作品+アニメ・漫画・小説15作品(2022年9月24日更新)
 

2022年9月24日 「ジョーズ・リベンジ(2021年)」を掲載しました。

2022年9月23日 「シャーキュラ 吸血鮫(2022年)」を掲載しました。

2022年3月13日 「ザ・メガロドン 怪獣大逆襲(2021年)」を掲載しました。

2022年2月9日 「シャーコーン! 呪いのモロコシ鮫(2021年)」を掲載しました。

2021年12月11日 「シン・ジョーズ 最強生物の誕生(2020年)」を掲載しました。

2021年12月8日 「サメデター(2021年)」を掲載しました。

2021年10月23日 「エイリアン vs ジョーズ(2020年)」を掲載しました。

2021年9月11日 「ブルシャーク(2019年)」を掲載しました。

2021年6月26日 「Sharkgull Attack!(2015年)」を掲載しました。

2021年6月21日 「サマー・シャーク・アタック(2016年)」を掲載しました。

2021年6月19日 「BAD CGI SHARKS / 電脳鮫(2019年)」を掲載しました。

2021年5月21日 「グレート・ホワイト(2021年)」を掲載しました。

2021年3月3日 「スカイ・シャーク(2019年)」を掲載しました。

2021年2月10日 「ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦(2020年)」を掲載しました。

2021年1月22日 「異世界喰滅のサメ(漫画)」を掲載しました。

2021年1月8日 「海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年)」を掲載しました。

2021年1月6日 「ホワイトシャーク-海底の白い死神(2020年)」を掲載しました。

2020年12月10日 「スノーシャーク / 悪魔のフカヒレ(2011年)」を掲載しました。

2020年10月9日 「ディープ・ブルー3(2020年)」を掲載しました。

2020年8月28日 「ランドシャーク/丘ジョーズの逆襲(2017年)」を掲載しました。

2020年6月4日 「ジョーズ キング・オブ・モンスターズ(2018年)」を掲載しました。

2020年2月29日 「コマンドーシャーク 地獄の殺人サメ部隊(2018年)」を掲載しました。

2019年12月12日 「メガロドン(2002年)」,「凶悪海域 シャーク・スウォーム(2008年)」,「ダーク・タイド(2011年)」を掲載しました。

2019年12月1日 「ディープシャーク(2003年)」,「キラー・シャーク -殺人鮫(2005年)」を掲載しました。

2019年11月24日 「ジョーズ 恐怖の12日間(2004年)」を掲載しました。

2019年11月13日 「ジョーズ・イン・ジャパン(2009年)」を掲載しました。

2019年11月8日 「生体兵器アトミックジョーズ(2004年)」,「Alive 奇跡の生還者たち ジョーズ・アタック ~人喰いザメの恐怖~(2005年)」を掲載しました。

2019年9月7日 「鮫の惑星:海戦記(パシフィック・ウォー) (2017年)」を掲載しました。

2019年7月23日 「ホワイトシャーク(2018年)」を掲載しました。

2019年4月11日 「コン・ティキ(2012年)」を掲載しました。

2019年2月1日 「シックスヘッドジョーズ(2018年)」を掲載しました。

2019年1月19日 「ザ・メガロドン(2018年)」を掲載しました。

2018年12月7日 「シャークネード ラスト・チェーンソー(2018年)」を掲載しました。

2018年11月8日 「ハウス・シャーク(2017年)」を掲載しました。

2018年11月4日 「シャーク・ショック(2017年)」を掲載しました。

2018年9月12日 「ディープ・ブルー2(2018年)」を掲載しました。

2018年9月8日 「MEG ザ・モンスター(2018年)」を掲載しました。

2017年12月20日 「シャークネード 5 ワールド・タイフーン(2017年)」を掲載しました。

2017年10月24日 「ケージ・ダイブ(2017年)」を掲載しました。

2017年8月13日 「海底47m(2017年)」を掲載しました。

2017年6月22日 「パシフィック・ウォー(2017年)」を掲載しました。

2017年5月16日 「Planet of the Sharks 鮫の惑星(2016年)」を掲載しました。

2017年2月21日 「シン・ジョーズ(2016年)」を掲載しました。

2016年12月5日 「ロストバケーション(2016年)」を掲載しました。

 
作品名(原題;公開年)*公開年が古い順 感想 *一部ネタバレを含みます。
1975年
ジョーズ(Jaws; 1975) 蒼天航路の徐栄の言葉を借りれば「論ずるに術がござらん」といったところだろうか。公開から40年以上経ってなお,サメ映画界不動の最高傑作であり,ジョーズと比べれば全てのサメ映画が「論ずるに及び申さん!」になってしまうだろう。サメに対する悪感情を決定的なものとし,社会問題にまで発展したというサメにとっては悲劇の映画でもある。サメ映画としてチート過ぎるのでオススメ度は付けられない。ここでは,サメ好きの間では有名なジョーズあるあるを一つ紹介しておきたい。ジョーズと言えば映画のポスターも非常に印象的でサメ映画の象徴ともいえるものだが,ポスターに描かれているサメはホホジロザメではなくアオザメかバケアオザメである。「ディープ・ブル-(1999年)」でホホジロザメではなくアオザメをキャスティングしたのは,ジョーズに対抗するためと言われているが,ポスターとリンクしているかどうかは分からない。
出演鮫:ホホジロザメ*ポスターはアオザメ,イタチザメ
1978年
ジョーズ2(Jaws2; 1978) ジョーズ(1975年)」の正当な続編。2代目ブルース(サメロボットの愛称)は初代よりも性能が大幅にアップし,初代の仇を討つと言わんばかりに泳ぎ回るが,映画自体の面白さは大幅にダウンしてしまったようだ。1作目が突き抜けすぎているのでやむを得ないかもしれない。それでもサメ映画の中で順位付けをすれば間違いなく上位に食い込んでくると思われる。オススメ度:★★★★☆
出演鮫:ホホジロザメ*ポスターはアオザメ
1979年
ジュラシック・ジョーズ(Up from the Depths;1979) 古き良きB級映画と言いたいが,良くはなかった。なお,本作に登場するのはシノノメサカタザメっぽいクリーチャーで,古代魚もしくは深海魚という設定らしい。厳密にはサメ映画とはいえないが,作品の評価が変わるわけでもないのでスルーして構わないだろう。この映画の見どころは後半以降のモブキャラの活躍である。スズキ=サンはサメ映画界の人気者(日本限定)。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:未知の古代魚類
1980年
ジョーズ・リターンズ/最後のジョーズ(The Last Shark; 1980) ジョーズ(1975年)」の模倣映画ということで世間的な評価は今一の映画だが,モーターボートを吹き飛ばす,飛んでいるヘリコプターを沈めるなど,飛ばないものの2000年代以降のサメ映画を先取りしていると思う。「ジョーズ(1975年)」そのまんまのストーリーとはいえ,登場人物に魅力がないわけではなく,BGMもこっているので個人的には好きな映画。余談だが,少年時代の著者がテレビのロードショーで観たときの邦題は「最後のジョーズ」だった。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
1983年
ジョーズ3(Jaws-3D; 1983) ジョーズ(1975年)」の正当な続編。体長10mという設定のせいなのかサメの動きがビックリするほど鈍い。ダイバーがサメに丸呑みされ,サメの口の中で咀嚼されるという斬新な手法にはさらにビックリさせられた。映画的にはひどい部類に入ると思うが,なぜか嫌いになれないのは少年時代の想い出補正が入っているからかもしれない。ストーリーは悪くないんだけどサメがな~…。ところで,本作に登場する水族館館長(社長),金儲けに目が無いジョーズ・シリーズの伝統というか,サメ映画のテンプレ的なダメオーナーなのだが,演じているのはルイス・ゴセット・Jrである。この名前を聞いて「アイアン・イーグル(1986年)」のチャッピーを思い描いた人はなかなかの映画通かミリオタであろう。悪役ポジションの人物だがどこか憎めないのはチャッピーがダブるからかもしれない。もっとも,事故のほとんどは彼の失策によるものではなく,サメの出現後の対応を見る限り決して悪人ではなく,アミティ市長(注)他,サメ映画界の悪徳オーナー達と比べたら聖人の部類に入るかもしれない。明確な描写はないものの主人公のセリフによれば生き残った模様。オススメ度:★★★☆☆。

注.アミティ市長の失策で少なくとも2名が亡くなっているので擁護する余地はないのだが,根っからの悪人ではないと思われる。

出演鮫:ホホジロザメ
1987年
ジョーズ'87 復讐篇(Jaws: The Revenge; 1987) ジョーズ・シリーズの第4作目。文句なしに掛け値なく面白くない。ユニバーサルが作った真面目な映画なのが余計に腹立たしい。サメ映画ファンの間で良く話題になる「吠えるサメ」について,初めて観た時は吠えているということに気が付かず,間抜けなBGMだと思っていた。TVのロードショーで観たものと,レンタルビデオで観たものとでラストが異なっていて困惑したのは良い(悪い)思い出。オススメ度:★☆☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
1988年
ジョーズ・アタック/死海からの脱出(Jaws: Attack; 1988) 「サイクロプス」という名のイタチザメとライバル関係にある主人公…あ,これ観たことあった。多分,20年位前に観ていると思うのだが存在すら忘れていた。ネットで調べてみると当時の邦題は「死海からの脱出」だったらしい。イタリア映画なのだが,「ジョーズ・リターンズ/最後のジョーズ(1980年)」といい,80年代のイタリアはサメ映画が流行っていたのだろうか?個人的に懐かしかったという以外に勧められるところはない。サメ映画なのだがぶっちゃけサメがいらなかった。ハトよめ風に言えば「このサメは特にいりませんでした」・・・あれ?観た順番の関係であべこべになってしまうけど,著者のこのセリフは「シャーク・イン・ベニス(2008年)」が初出だった。「このサメは特にいりませんでした」の先駆けは実はこの作品なのか?これはツェペリ…じゃないイタリア魂に違いないと思ったのだが,「シャーク・イン・ベニス(2008年)」はイタリア映画ではなくアメリカ映画だった・・・どういうこと?オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:イタチザメ,レモンザメ(イタチザメの代役)
1999年
ディープ・ブルー(Deep Blue Sea; 1999) 現状,「ジョーズ(1975年)」に次ぐ傑作サメ映画。文句なく面白いが,ジョーズと比べると見劣りするのは,サバイバル系のパニック・ホラーとしては定番で,突き抜けたところが無いからだろうか。それでもジョーズのライバル的な映画を目指す気概のある映画で,登場するサメもサメ映画定番のホホジロザメではなくアオザメである。アオザメの造形は非常に良く出来ており,製作ドキュメンタリーを観ればアニマトロニクスにいかに力を入れていたかが良く分かると思う。だがしかし,映画の冒頭でアオザメに縞模様を描いただけのサメを「タイガーシャーク(イタチザメ)」と言われたときは何事かと思った。端役分のロボットを作る余裕はなかったということか…。オススメ度:★★★★★
出演鮫:アオザメ,イタチザメ
シャーク・アタック(Shark Attack; 1999) サメの登場シーンのほとんどが資料映像の継ぎはぎであることを除けばいたって真面目なサメ映画。キャスパー・ヴァン・ディーン,アーニー・ハドソンなど,キャストもそれなりにしっかりしていて,ストーリーも普通に面白い。難点を挙げれば普通すぎて見所らしい見所がないところか。そもそもサメ映画でサメがしょぼい時点でもうダメかもしれない。それでも2010年代のZ級映画と比べたら全然ましだと思う。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ*人を襲ったということでカマストガリザメの死体が登場
2000年
ディープ・ライジング(Shark Attack 2; 2000) シャーク・アタック(1999年)」の続編だが,前作とのストーリー上のつながりはほとんどない。サメの登場シーンは前作同様資料映像が多いが,ほぼ全て資料映像で構成されていた前作とは異なり,本作では一応サメの人形とCGが使われている。ハリボテと呼んで差し支え無さそうな人形だが,頭部だけみればなかなか良く出来ており,サメに関して言えば前作よりも見所が多い。難点を挙げれば,ストーリーと登場人物に飛びぬけて光るものがないところ。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
2002年
ディープライジング・コンクエスト(Shark Attack 3: Megalodon; 2002) 若かりし頃,あまりの馬鹿馬鹿しさに借りてきたDVDを叩き割りそうになった想い出のクソ映画。30代になって鑑賞し直したときは,普通に笑えるクソ映画になっていた。40代になって鑑賞し直したときは,「観られる方では?」などと思ってしまった。年は取りたくないものである。オススメ度:★☆☆☆☆
出演鮫:メガロドン
メガロドン(Megalodon; 2002) 映画としては決して悪くない出来…というのは言い過ぎだろうか。メガロドンは映画の半ばを過ぎても登場しないが,その間,特に退屈なわけでもなく,メガロドンの登場シーンも良かったと思う。しかし,尺が足りなくなったのかメガロドンの登場後は,CGもストーリーも急激に劣化し,決着シーンは思わず見逃してしまい,巻き戻して確認する羽目になった。この映画にクライマックスという言葉はないのだろうかと首をかしげた。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:メガロドン,ダンクルオステウス
2003年
オープンウォーター(Open Water; 2003) ジョーズ(1975年)」が上映される前,サメの恐怖は沿岸ではなく外洋での漂流について語られるものだったという。本作は漂流中にサメの襲撃を受けた際のリアリティが非常に高いことで知られ,サメ映画ではなくサメが好きな方々の評価が高いことで知られている。ドキュメンタリーなどで語られる漂流体験をみると,外洋でサメに出会うことがいかに絶望的かが良く分かる。本作は外洋のサメの脅威を見事に表現したシチュエーション・スリラーであり,「こんな死に方はしたくない」と思うことうけあいである。あまりに後味が悪いため,映画として勧めにくいのが難点。オススメ度:★★★★☆
出演鮫:外洋性のメジロザメ類*撮影は本物のペレスメジロザメを集めて行われた。
レッドウォーターサメ地獄(Red Water; 2003) 主演がルー・ダイヤモンド・フィリップスなので,「ヤングガン(1988年)」が好きな著者にとっては外せない映画である。しかし,可もなく不可もなくというサメ映画的には悪い意味で普通の出来であるため,コメントに困ってしまう。サメもちゃんと出るし,ストーリーもあるので決して駄作ではないのだが…。ネタとしては木曜ロードショーのはっちゃけた予告が有名。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:オオメジロザメ
ディープシャーク(Shark Zone; 2003) 「つまらん!」この抜群のつまらなさはなんなのだろう?クソ映画として名高い「ジュラシック・シャーク(2012年)」の方がまだ楽しめるかもしれない。つまらない理由を考察するのも不毛なのだが,あまりにも平凡なサメ映画を真面目に作っているのが原因ではなかろうか。真面目過ぎてネタにもできないため,観る側は苦痛でしかない。たった一つだけ良い点を挙げるならば,日本語吹き替え版の声優が小杉十郎太氏に大塚芳忠氏だったこと。なぜこんな映画に出演されたのだろうか?いや,そもそも日本語吹き替え版が作られたこと自体が驚きである。オススメ度:★☆☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
フロムデプス(Dark Waters; 2003) どんな感想を述べたものか,コメントに困るほど記憶に残らなかった映画。早送りはしていないはずだが,途中でスタンド攻撃を受けたらしく,気付いたらエンドロールにキングクリムゾンされていた。オススメ度:★☆☆☆☆
出演鮫:DNA操作で品種改良したサメ*だったと思う。
2004年
ジョーズ 恐怖の12日間(12 days of terror; 2004) サメ好きならば1916年の「ニュージャージーサメ襲撃事件」を知らない者はいないだろう。7月1日から12日までに3件のサメによる襲撃があり,4人が死亡,1人が重傷を負った事件である。事件後に捕獲された若いホホジロザメが犯人とされているが,このサメ1頭によるものか現在でも結論は出ていない。というのも3件目の襲撃はマタワン川の河口を20km以上さかのぼったところで起きており,このような場所で人を襲う可能性があるサメは普通に考えればオオメジロザメであり,オオメジロザメ犯人説を推す人は多い。著者もオオメジロザメとする方が自然な気がするが,事件発生時のマタワン川の塩濃度を推定し,小形のホホジロザメならば河川に入り込めたとする意見もある。そもそも3件の襲撃は3件とも別のサメという可能性もあり,著者個人としては複数のサメによる襲撃が同時多発的に起きたという説を推したい。いずれにしてもサメ好きの間では今も議論が絶えない未解決事件である。さて,そんな歴史的事件を題材とした本作,登場人物の背景や最後のサメとの闘いなどは脚色されたものだが,ほぼ実話通りに作られており,史実やサメに対してとても正直に作られた映画だと思う。スペクタクルを期待されると困る作品だし,「ジョーズ(1975年)」のようなエンターテインメントとは一線を画すので一般受けは望めないと思うのだが,個人的にはサメや歴史に対して真摯に向き合った映画として最大級の評価をしたい。アニマルパニックやホラー映画としては物足りないかもしれないが,もっと評価されて然るべき映画だと思う。オススメ度:★★★★☆
出演鮫:ホホジロザメ
生体兵器アトミックジョーズ(Blue Demon; 2004) 観たいと思っていたもののなかなか出会う機会のない作品だったが,2019年になってようやくレンタル落ちのDVDを購入することができた。それなりに練られたストーリーやサメが登場するタイミングなど,映画としては決して悪くない出来だった。2010年代のZ級サメ映画と比べたらかなりましな方に入るのではないだろうか。だがしかし,最大の問題はサメだろう。微妙なCGのサメもさることながら,サメに襲われるかもという緊迫したシーンにおいて,背びれのハリボテがただ浮かんでいるだけという間の抜けた演出に脱力してしまった。とはいえ本作,批判的な批評は免れないクソ映画の部類ではあるのだが,嫌いになれない不思議な魅力がある。中盤以降はパニック映画にもかかわらず妙に安心して見ていられる上,徐々にコメディ路線に移っていき,最後は悪役?2人がなかなかの存在感で締めてくれた。この中盤での路線変更は「シン・ジョーズ(2016年)」に受け継がれたのではないかと思う。個人的には★3つを付けたいが,あまりにも万人受けしないので★2つに留めた。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
2005年
ブルーサベージ セカンドインパクト(Spring Break Shark Attack; 2005) セカンドインパクトと言いながら「ブルーサベージ(2006年)」よりも前に製作された映画。サメ映画の日本版タイトルにありがちで,突っ込むのも野暮ではあるが,内容はもちろんスタッフも配給会社も何一つつながりがない。ちなみに配給会社はアルバトロス。アルバトロスという時点でこれ以上の紹介は不要な気がする。見所らしい見所が皆無なのだが,★一つを叩き出す超弩級のクソ映画達と比べれば映画として成立している。成立しているのに面白くないというのは,ある意味クソ映画よりもたちが悪いかもしれないが…。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:イタチザメ
キラー・シャーク -殺人鮫-(Sharkman; 2005) シュモクザメ型のサメ人間が人を襲う映画。サメ人間のネタはピーター・ベンチリーの「海棲獣」で既に登場しているが,本作はサメ人間を作り出す過程が割とリアルな設定になっている。生物学の専門知識が妙に絡んでくる作品で,シュモクザメの繁殖様式が胎盤型であることに着目した研究や,DNAのらせん構造を可視化(文字通り分子が見える),顕微鏡下で突然変異を起こさせた」という手法には思わず「マジか!?」と唸ってしまった。とはいえ,肝心の内容は普通に面白くない。サメ人間に見せ場らしい見せ場がなく,ストーリーも退屈なものだった。サメ映画としては普通といえるがお勧めではない。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:シュモクザメと人の胚を融合させて産み出されたサメ人間
Alive 奇跡の生還者たち ジョーズ・アタック ~人喰いザメの恐怖~(I shouldn't be Alive -Shark Survivor-; 2005) 映画ではなくドキュメンタリー。嵐で海に投げ出された5人の男女がたどる過酷な運命とは?ディスカバリー・チャンネルや日本のTV番組でも取り上げられたことがあったと思う。「オープンウォーター(2003年)」は,外洋のサメの脅威を見事に描いた秀作だったが,本作は実話に基づくドキュメンタリーである。下手なサメ映画よりもよっぽど怖いのでオススメの1本ではあるのだが,映画には映画の,ドキュメンタリーにはドキュメンタリーの面白さがあるように,サメ映画にはサメ映画の楽しみ方がある。サメ映画好きとしては何か物足りないと感じてしまうわがままな自分がいた。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:ホホジロザメ,ヨシキリザメなど(資料映像)
2006年
ブルーサベージ(Shark Attack: Terror in the Mediterranean; 2006) 映画として面白いサメ映画。前半は特筆すべきネタがないというかありがちなパニック映画なので,ここまでだと「シャーク・アタック(1999年)」と変わらないのだが,中盤以降加速度的に面白くなる(あくまでもサメ映画として)。ぜひ最後まで観て欲しいサメ映画。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:メガロドンのようだが実は…。
デプス・ダウン(Sea of fear; 2006) サメが絡むのでサメ映画としたが,「ラストサマー(1997年)」のようなスリラー映画である。資料映像とCGのサメは登場するが,記憶に残らないレベル。ぶっちゃけサメサメ詐欺に引っ掛かってしまったのだ。もちろん面白くない。なぜかBGMは優秀だった。場面に合ってなかったけどね。オススメ度:★☆☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ *CGはアオザメ
2008年
シャーク・イン・ベニス(Shark in Venice; 2008) 「ヴェネツィアにサメはいない」。多分この一言で済ませられるんじゃないかな。もしくはハトよめ風に「このサメは特にいりませんでした」。クライム・サスペンスとしてはまあまあの出来なのだが…。後年,サメの見せ場がほとんどないというか,サメがいなければ及第と言えそうな映画が頻発するが,本作は「このサメは特にいりませんでした」の先駆けと言えるだろう。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
凶悪海域 シャーク・スウォーム(Shark swarm; 2008) 面白くない。本筋と関係のないモブキャラが脈絡なく登場しては捕食され,肝心の主人公サイドは登場人物に魅力がない上に話が大して進まない。突然,エンドロールが流れ,「えっ,ここで終わり?まあいいや。」と安心したのも束の間,画面に「to be continued」の表示。まさかの160分耐久鑑賞となった。全く面白くないのだが,登場するサメの種類が多いのは個人的な評価ポイント。「シャークナイト(2012年)」には及ばないが,もしかしたら本作は多種類のサメが人を襲う初の映画なのかもしれない。オススメ度:★☆☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ,アオザメ,メジロザメ類,シュモクザメ
2009年
メガ・シャーク VS ジャイアント・オクトパス(Mega Shark vs Giant Octopus; 2009) メガ・シャークシリーズの第一作目にして最も面白くない作品。代名詞となった旅客機撃墜以外にほぼ見所が無いまま映画が終わってしまった。結果は相討ちということらしいが,タコの方が優勢だったように思う。絡みつかれるとサメに反撃手段がないのが痛いところ。現実の世界でもミズダコは自身と同程度の大きさのサメを捕食することがある。そう考えればサメとタコを合体させたら最強かもという発想に至るのも理解できよう。シャークトパスは最強の生き物は何かという疑問から生まれたに違いない。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:メガ・シャーク,ジャイアント・オクトパス
ジョーズ・イン・ツナミ(Malibe Shark Attack; 2009) 面白くなかった,以上!・・・というわけにもいかないか。サメにしろ津波にしろ「舐めてんのか」という以外にコメントが浮かばないので困ってしまう。ネタになりそうなのは,ウォーレン・クリスティーという俳優の右腕にある謎のタトゥー「ネョラョテ」位だけど見所ではない。オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:ミツクリザメをフィーチャーしたと思われる古代鮫
ジョーズ・イン・ジャパン(Jaws in Japan; 2009) サメ映画ファンの間では「日本が誇る伝説のクソ映画」として知られている。レンタルショップに置いてあるはずもなく,前評判が酷すぎてDVDに無駄金を投入することもできず,気付けば公開後10年が経過していた。2019年11月,Amazon prime videoで本作を見つけたときは歓喜に震えたものである(嘘)。というわけで観終わった感想。「サメが出ねえ!」。本作を語るに際し,幾度となく使われたであろうセリフである。「このサメは特にいりませんでした」というレベルではなくサメが出ない。ストーリーについては途中で理解することを放棄した。クソ映画であることは観る前から覚悟していたが,ネタとしても面白い要素がなく,ある意味オススメだった「ロスト・ジョーズ(2014年)」,「デビルシャーク(2015年)」よりもひどいため,オススメ度は異例の星ゼロとした。オススメ度:☆☆☆☆☆
出演クリーチャー:でかいサメ
2010年
メガ・シャーク VS クロコザウルス(Mega Shark vs Crocosaurus; 2010) CG技術に目をつぶれば娯楽映画として十分楽しめる作品…かもしれない。サメ映画では珍しく,観ていて飽きない良作。Z級映画がB級映画にランクアップしたという程度かもしれないが…。今更だが,このシリーズは,サメ映画でもあり怪獣映画でもある。本作品では二大怪獣がそれぞれ申し分なく大暴れするし,ちゃんと対決する。もちろん「はあ?」と思うツッコミどころはある,というかツッコミどころだらけなのだが,サメ映画鑑賞は寛容さがなくては成立しない。本作を楽しめた方はきっと優秀なサメ映画フリークになれるであろう。サメ映画教育の教材としてもオススメの映画である。オススメ度:★★★☆☆
出演クリーチャー:メガ・シャーク,クロコザウルス
ディノシャーク(Dinoshark; 2010) サメ?の造形からディノクロコを思い出すなあと思ったら,製作総指揮がロジャー・コーマンだった。CGの出来や割と活かしたBGMなどそれなりにお金を使っている感じで,サメ映画の中では中堅どころだろうか。だがしかし,見所らしい見所があまりないのでコメントに困ってしまう。サメ映画の中では悪くない方なのだが…。特筆すべきはT. rexの顔をしたサメなんだけど,やることはいつものサメ映画と変わらないので今一盛り上がらない。恐竜系のクリーチャーだったら,モササウルスやリオプレウロドンなどの海棲爬虫類の方が怖そう。でも,そこはサメであることに意味があると評価するのがサメ映画道である。恐竜系のクリーチャーは「ジュラシック・レイク(2007年)」や「恐竜・怪鳥の伝説(1977年)」で楽しもう。後者はネタだが,ジュラシック・レイクはオススメのB級映画だと思う。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:ディノシャーク
シャークトパス(Sharktopus; 2010) なぜかカルトな人気のあるシャークトパス。それはサメとタコのキメラ生物であり,両種の持ち味(主にタコ)を活かして大暴れする。人間サイドの魅力が無いに等しいため映画としてはどうなのかというところだが,シャークトパスのインパクトと活躍ぶりはなかなかのもの。知的風ハット氏がレビューで指摘している通り,冒頭の金髪美女生存ルートはサメ映画界随一の衝撃であった。「このサメ映画は一味違うぜ!」と大いに盛り上がったが,主人公以下登場人物のポンコツぶりが本当に残念だった。なお,シャークトパスをサメに分類すべきか,それともタコに分類すべきか,学会レベルの論争が続いていると思うが,頭部がサメであること,オクターク(Octark)だとどこかのボスキャラっぽくなってしまうことから,サメに分類すべきというのが分類学者である私の見解である。ちなみに私の専門は海藻である。オススメ度:★★★☆☆
出演クリーチャー:シャークトパス,ホホジロザメ*冒頭に登場。
2011年
赤い珊瑚礁・オープンウォーター(The Reef; 2011) 邦題から「オープンウォーター(2003年)」の模倣作品と思われたため全く期待せずに観てしまったが,良い意味で期待を裏切られた。Z級ではなく真面目に作られた作品。漂流中にホホジロザメに付け狙われるという最悪のシチュエーション・スリラーである。やっぱりサメは怖くないといけない。「ロストバケーション(2016年)」が公開されるまでは最恐格のサメ映画だったと思う。オススメ度:★★★★☆
出演鮫:ホホジロザメ
フライング・ジョーズ(Swanp Shark; 2011) 不適格この上ない邦題を除けば良く出来たサメ映画。サメは普通(?)のサメ映画程度にしか飛ばない。サメ映画界においてサメが飛ばない映画は当たりの場合が多く,本作もサメ映画の中では良作の部類に入る。ストーリー,登場人物共に不満はなく,飽きずに観られるサメ映画なのだが,設定の割にサメの襲撃が普通というか,基本に忠実なので,突き抜けたところが少ないのが難点。要するに地味なのである。オススメ度:★★★☆☆
出演クリーチャー:古代に生きていた鮫らしい
ビーチ・シャーク(Sand Sharks; 2011) 砂鮫…すなわち地中を泳ぎ回るサメが大暴れする異色のサメ映画。ちなみにLand sharkだと地上げ屋という意味になるらしい。出オチではなくちゃんと砂鮫が活躍するので,数あるZ級サメ映画の中では上位に食い込む実力派。もっとも本作を支えているのは砂鮫ではなく町長の息子の強烈なキャラクターだろう。ヒロインがブルック・ホーガン(ハルク・ホーガンの娘)なのだが目立った活躍はない。ちなみに観終わった後の感想は「トレマーズを観よう(初回)」,「トレマーズ2と3を観よう(2回目)」,「トレマーズ ブラッドラインを観よう(3回目)」であった。あと2回ほど観ればトレマーズシリーズをコンプリート出来そうである。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:砂鮫
ダーク・タイド(Dark tide; 2011) 南アフリカで実際に撮影したと思われるホホジロザメやミナミアフリカオットセイなどの生きものたちの映像が素晴らしく,サメ映画ということを忘れて映像に見入ってしまった。もちろん資料映像やCGのサメも登場するが,サメの映像や描写については満点をあげたい。肝心のストーリーだが,著者の感想は「何だこいつら?」に尽きる。最初は傍若無人な客にイライラしたが,途中から主人公を含めた登場人物全員の良識の低さにイライラさせられることになった。著者は仕事で実習船の操船補助をしているので目についてしまうのだが,船員にしろ乗客にしろ船でそれはやっちゃだめだろということばかり。さらには船長が率先して客の安全を無視するという暴挙に唖然とした。そして,それみたことかと言わんばかりの大惨事。同情できる人物がゼロなのでもう全員餌でいいんじゃないかなと思ったが,なぜか最も責任を負うべき船長が生き残り,元カレといい感じになって終わるというモヤモヤ感が半端ない終わり方だった。サメ映画としては★1つを付けたいが,サメと生きものの映像美を加味して★2つ。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
スノーシャーク / 悪魔のフカヒレ(Snow Shark: Ancient Snow Beast; 2011)*日本語字幕版のリリースは2020年 存在は知っていたものの日本語字幕版が無いため観る機会がなかったサメ映画だが,2020年になって突如リリースされた。そのクオリティの低さからポロニア作品を彷彿とさせる…と思ったらやっぱりポロニアが関わっていた。ただし監督ではなく編集。内容は推して知るべし。監督は傑作と呼び声高い「コマンドーシャーク 地獄の殺人サメ部隊(2018年)」を作ったサム・クアリアナ。内容は推して知るべし(2度目)。オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:スノーシャーク
2012年
シャークアタック!!(Super Shark; 2012) サメ映画好きならば「スッパシャ!」と言えば通じるのではないだろうか。もちろん知的風ハット氏の功績である。(The Balad of ) Sharknadoに次ぐサメ映画界の名曲との呼び声が高いスッパシャ!(Super shark)を是非聴いてみて欲しい。本作はどことなく古き良きB級のにおいがする映画で,冒頭から「そういう映画だぜ」と宣言する確信犯的な映画なのだが,映画としては真面目に作られているので好感度が高い。もちろんツッコミどころ満載で,一般的にはどう評価してもZ級映画なのだが,温かい目で見守りたくなる不思議なサメ映画。映画「メタルマン(2008年)」に似たような印象を抱いたのは著者だけだろうか?(注)オススメ度:★★★☆☆

注.映画の出来は本作の方が良いと思うけど,「好感度の高さ」と「温かい目で~」というつながり。

出演クリーチャー:メガロドン(スーパー・シャーク)
シャークナイト(Shark Night; 2012) たくさんの種類のサメが人を襲うことが売りの「イロモノ」だと思っていたので,聞きながら他の仕事ができるようアマゾンプライムビデオで吹替版(有料)をチョイスしたのだが,予想に反して良く出来たサメ映画だったため,後日改めて字幕版(もちろん有料)を視聴し直す破目になった。作品は申し分なかったが,サメ好きとしては見過ごせない誤りがある。作中で「タイガーシャーク(イタチザメ)」と呼んでいたサメは「シロワニ」で,英名のサンドタイガーシャークを間違えたものと思われる。英語・字幕・吹替のいずれも間違えているので救いようがない。もう一つどうでも良い情報だが,パクストンという苗字が気になって調べてみたところ,主演のサラ・パクストンはビル・パクストンの遠い親戚にあたるという。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:ホホジロザメ,アオザメ,メジロザメ類(オオメジロザメ?),シュモクザメ,ダルマザメ,シロワニ
ダブルヘッドジョーズ(2-headed Shark Attack; 2012) 色々とひどい映画なので堅気の人(Z級映画なんぞに興味を示さないまともな人のこと)には勧められないが,なぜか嫌いになれない不思議なクソ映画。設定はぶっ飛んでるんだけど,とにかく捕食テンポが良いのと,教科書通りのスクールカーストのおかげで犠牲者に同情心が湧かないという後味の良さが魅力的。逆に言えば登場人物一人一人のキャラがほとんど立っていないとも言える。ヒロインとしてブルック・ホーガン(ハルク・ホーガンの娘)が出演しているのだが,終盤までほぼ空気。ただし,生存者が3名になった途端,サメと微妙なバトルを繰り広げるので一応活躍していると思う。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:ダブルヘッドジョーズ
パニック・マーケット(Bait; 2012) 水没したスーパーマーケットの中をホホジロザメが泳ぎ回るというトンデモ映画。建物の中をサメが泳ぎ回るのは「ディープ・ブルー(1999年)」を彷彿とさせる。登場人物に捻りが効いていて,普通に面白いサメ映画だと思う。ネタバレで申し訳ないが,スティーブンの最期は本当に悲しかった。サメ映画の中では珍しく魅力のある登場人物であった。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
シャーク・ウィーク(Shark Week; 2012) 年齢,性別,職業もバラバラ,互いに面識もない8名が無人島に集められ,失敗すれば死という地獄のサメゲームに挑む。8名が集められた訳とは?狂気の老人の意図は?アガサ・クリスティのミステリーやバトルロイヤル系の漫画・アニメを彷彿とさせるが,そこはやはりサメ映画,せっかくの設定を活かすことは出来なかった。致命的だったのはサメが見えないこと。何が起こっているのかサッパリ分からずストレスゲージが振り切れそうになった。いや,サメの一部と犠牲者を交互に移して捕食シーンを演出するのは良くある手法なんだけど,夜とか洞窟の中でやられると本当に意味が分からない。でも製作がアサイラムだったので納得した。オススメ度:★☆☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ,シュモクザメ,メジロザメ類 *イタチザメ,ヨシキリザメ,オオメジロザメ,オナガザメ類がいるとされたが暗すぎて分からなかった。
ジョーズ・リターン(Jersey Shore Shark Attack; 2012) こんな映画でもちゃんとサメ(ひどいCGだが)が映るというだけで評価を上げざるを得ないという,サメ映画界のカオスを象徴するような映画。初めて観たときはくだらなさに辟易したが,本作のこだわり(後述)を知って再視聴したところ「なんだ面白いじゃないか」と評価が一変した。本作の原題「Jersey Shore Shark Attack」はかの有名な「ニュージャージーサメ襲撃事件」のこと。恥かしながら「ジョーズ 恐怖の12日間(2004年)」を観るまで気が付かなかった。改めて観直してみたら,本作は事件と近い7月2日から4日という設定(どうせなら事件と同じく7月1日にすればよかったのに)。このこだわりに気付いたらおかしなテンションになってしまい,ビール(発泡酒)を片手にゲラゲラ笑いながら鑑賞。後にクールダウンして頭を抱えた。サメ映画は観る姿勢(気の持ちよう)が重要なのである。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:アルビノのオオメジロザメ
ジュラシック・シャーク(Jurassic Shark; 2012) サメ映画なのにサメが出ないのはサメ映画界のお約束である。本作の場合,出ないのではなく見えないというのが正しい。言うまでもなくクソ映画である。唯一の話題性は,知的風ハット氏の代名詞ともいえる名(迷)作「メタルマン(2008年)」を制作したトムキャットフィルムズが作ったサメ映画ということだろう。なぜサメがフルステルス機能を有するのか良くわかるというものである。ちなみにメタルマンは著者も大好きである(ただし日本語吹き替え版に限る)。オススメ度:★☆☆☆☆
出演鮫:メガロドン…なのか?
コン・ティキ(KON-TIKI; 2012) 著者は大のサメ好きだが,サメを好きになったきっかけは思い出せない。とはいえ,少年時代に読んでいた本,観ていたアニメ,映画の多くにサメが登場する。その内の一つがトール・ヘイエルダール著の「コンチキ号漂流記(近年は「コン・ティキ号探検記」というタイトルに変わっている)」である。1947年にヘイエルダールが実際に行った漂流航海をまとめた傑作で,一般の著作としてはありえないほどサメの登場回数が多く,サメ好きの著者は夢中になって読んだものである。本作は,「コン・ティキ号探検記」を映画化した海洋冒険映画で,アカデミー賞にもノミネートされている。サメ映画と呼ぶのは恐縮なのだが,個人的には登場するサメがサメ映画っぽくて萎えてしまった。というのも,ジンベエザメ以外全てホホジロザメで,外洋に生息するサメとしては違和感がありすぎた。もっとも,サメの種類は些末なことで,本作の問題は別にある。一言でいえば物足りないのだ。原作を知る方は著者のように,海の生き物や自然に思いを馳せ,過酷さよりもロマンを感じた方が多いのではないだろうか。本作は残念なことにロマンの部分が足りていないのだ。いや,漂流の現実は過酷なものだろうし,本作は海洋冒険映画であって,自然ドキュメンタリーではないのは分かっているんだけどね。悪い映画ではないけど原作に思い入れがあると楽しめない映画。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:ジンベエザメ,ホホジロザメ
床ジョーズ(This Ain't Jaws XXX; 2012) これを挙げて良いものか非常に悩むが,しょうもないパロディAVとてサメ映画には違いない。ということで観てみた。著者は洋物が好みではないので,決してエロが目的じゃないことは分かって欲しい。いや,ちょっとは期待したかもしれない。だが,面白いわけもなく,サメ映画で初めて早送りをしてしまった。色々な意味で需要がなさそうな映画であった。オススメ度:★☆☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
2013年
アイス・ジョーズ(Avalanche Sharks; 2013) 総合的にZ級と呼んで差し支えない映画だと思うが,サメ映画界屈指の意味深(意味不明)なラストにより異彩(異臭)を放つ存在となっている。斜め上過ぎるラストに非難が殺到…するほど多くの方が観ているとは思えないが,「なんで?」,「何が起こった?」などと頭に疑問符が浮かぶことは間違いない。サメ映画の決着方法は,爆殺する(9割がこれ),逃げ切る,他のクリーチャーと相討ちになる,全滅(現実は非情である)などが定番だが,本作にその常識は通用しなかった。映画の残り時間(シークバー)がわずかとなり,いったいどうやって倒すのかと思っていたところ,まさかの決着に唖然とした。個人的にはツボにハマってしまい,忘れられないサメ映画の一つとなった。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:スカッカム
ゴーストシャーク(Ghost Shark; 2013) ずばりZ級映画。もしも知的風ハット氏のレビューをみていなかったら記憶に残らなかったかもしれない。クソ映画でも優秀なレビューがあると,楽しんで鑑賞出来るという好例。そういう目で改めて観てみると,なかなかエクストリームなサメ映画であった。イロモノなんだけど,結構好きかもしれない。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:ゴーストシャーク,元になったホホジロザメ
シャークネード(Sharknado; 2013) 設定的にどうみてもZ級映画なのだが,もはやサメ映画ファンの中で観たことのない方はいないであろう名シリーズの第一作目。アサイラム作品なのにシリーズのどれもが面白いというサメ映画界の奇跡。内容についてあれこれ語るより,まずは観ることをオススメする。「まずは観ろ!」と言えること自体,サメ映画界では本当に珍しい。オススメ度:★★★★☆
出演鮫:ホホジロザメ,アオザメ,シュモクザメ
2014年
シャークネードカテゴリー2(Sharknado2: the second one; 2014) 設定的にどうみてもZ級映画なのだが,なぜか真面目に面白い作品。まるでハリウッド映画を観ているかのような迫力あるディザスター映画である。なお,大した情報ではないかもしれないが,元WWEスーパースターのカート・アングルが消防署長として出演している。作風的にサメにアングルスラムでも喰らわしてくれるのかと変な期待をしてしまい肩透かしにあった。オススメ度:★★★★☆
出演鮫:ホホジロザメ,アオザメ,シュモクザメ,ジンベエザメ
シャークトパス VS プテラクーダ(Sharktopus vs Pteracuda; 2014) 前作「シャークトパス(2010年)」と比べて人間サイドのキャラが立っており,パニック映画としての面白みが増したと思う。シャークトパスとプテラクーダについても言うことなし。ただ,空の怪獣?と海の怪獣?を戦わせるのはミスマッチではないだろうか。海中も泳げるとはいえプテラクーダの方が不利に思えてしまう。実際シャークトパスの方が終始優勢だったと思う。というかタコの能力,汎用性高すぎだろう。最強生物の一つに数えられるだけはある。なお,本作は「イケメンは死なない」のテンプレとしても知られているが,著者が観た字幕版は「ハンサムは死なない」だった。こんな映画に字幕版が2通りもあるというのか!?(注)オススメ度:★★★☆☆

注.「イケメンは死なない」は予告編での字幕だった。事前情報なしで観たいので予告編を観ることは少ないのだが,これからは予告編も忘れずチェックしたいと思う。予告編の方が本編より面白いサメ映画が多々あるのが悩みどころ。

出演クリーチャー:シャークトパス,プテラクーダ
ピラニアシャーク(Piranha Sharks; 2014) 久しぶりに当たりを引いた。これだからサメ映画鑑賞はやめられない。サメ?もストーリーもひどいんだけど,登場人物が揃いも揃って面白い。観終わってから調べたところ,元WWEスーパースターのアル・スノーや元メジャーリーガーのホセ・カンセコが出演していることを知り,結局3回も観てしまった。オススメ度:★★★☆☆
出演クリーチャー:ピラニアシャーク
メガ・シャーク VS メカ・シャーク(Mega Shark vs Mecha Shark; 2014) メガ・シャークシリーズの三作目。通常兵器の通じない相手に対して同形のロボット兵器で対抗するのはある意味定番かもしれない。メカ・シャークがメカゴジラのような決戦兵器となるか,単なる出オチか,サメ映画ファンなら観るまでもなく分かると思う。メカ・シャークの作中での見せ場は空中戦と市街地大暴走位であった。4年間でCG技術は過去2作品とは比べ物にならないほど進歩しているが,映画としての出来は第一作目と同じレベルにまで退化しており,「何やってんのこいつら?」という感想しか出てこなかった。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:メガ・シャーク,メカ・シャーク
ロスト・ジョーズ(Raiders of the Lost Shark; 2014) 2012年のサメ映画「ジュラシック・シャーク」は酷かった。それはそれは酷かった。だが,前作の出来を遥かに下回る続編?が作られていた。それが本作である。スタッフの多くと映像の一部が前作と一緒というだけでストーリーのつながりは無いと思う。あるのかもしれないが正直どちらでも良い。本作と比べれば,ある意味笑えるクソ映画だった前作の方がまだましだった。終盤,サメが唐突に舞空術を使い始めるのが本作唯一の見所と言えば見所だがオススメではない。オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:空を飛ぶ能力を持ったメガロドン(?)
2015年
メガ・シャーク VS グレートタイタン(Mega Shark vs Kolossus; 2015) 予告編でコロッサス(超大型巨人ではない)をみたときは「やっちまったな」と思ったが,シリーズ最高傑作と言っても良いかもしれない。良く考えると巨大生物に相対するのは人型巨大ロボットと相場が決まっているので,相性が良いのもうなずける。もっとも,コロッサスの出番はそれほど多くなく,メガ・シャークとの対決まで見せ場が無いのが難点。とはいえ,第二作目と同様ストーリーとテンポが良いので飽きはしなかった。余談だが,某動画で本作を観るとコロッサス出現時に「よう,5年ぶりだな」のコメントが弾幕のように…投下されるはずもなかった。というか1件しかない(2019年4月時点)。というか…すみません私のコメントです。哀しくなるぜ…。オススメ度:★★★☆☆
出演クリーチャー:メガ・シャーク,コロッサス
シャークネードエクストリーム・ミッション(Sharknado3: Oh Hell No!; 2015) 設定的にどうみてもZ級映画なのだが(以下略)。「フィン・シェパード=チェーンソーの申し子」が既に定着し,チェーンソーはフィンの専用武器にまで昇華している。「アサイラムなのに面白い」がまさか3度も続くとは思ってもいなかった。前作のジンベエザメも凝ってると思ったが,本作ではホホジロザメ,イタチザメ,アオザメ類,シュモクザメ類,オナガザメ類,メジロザメ類,ジンベエザメ,ラブカなどが確認出来,サメ好きとしてはどんなサメが降ってくるかというワクワク感もあった。本当に個人的な感想だが,WWEスーパースターのクリス・ジェリコがローラーコースターのアテンダントとして出演している。事前情報なしで観ていたので素で驚いた。シャークネードシリーズはカメオ出演が多いことでも知られているが,お気に入りのスターが思いがけず出演していると嬉しいものである。オススメ度:★★★★☆
出演鮫:ホホジロザメ,アオザメ,シュモクザメ,ジンベエザメ,イタチザメ,オナガザメ類,メジロザメ類,ラブカ
シャークトパス VS 狼鯨(Sharktopus vs Whalewolf; 2015) まさかのシリーズ3作目。相変わらずのドタバタ映画だが,これまでよりもコメディ要素が増えており,シャークトパスのSNSでは不覚にも笑ってしまった。完全に個人的な感想になるが,ロックミュージシャンのイギー・ポップが出演しており,もはやそれだけで観る価値があったと満足してしまった。もちろん主演がキャスパー・ヴァン・ディーンであることも忘れてはいけない。オススメ度:★★★☆☆
出演クリーチャー:シャークトパス,狼鯨
ロボシャーク VS ネイビーシールズ(Roboshark; 2015) サメである必要は全くないんだけど,サメだから面白い。そんな映画。「なぜだ?」とか細かいことを考えてはいけないタイプの映画で,頭を空にして観ると楽しめると思う。設定はともかく映画の出来は良く,普通に面白いサメ(?)映画。観た当初は★4つでも良いという位盛り上がったが,後にクールダウンして★3つとした。ところで,2016年に公開された傑作ホラー映画「イット・フォローズ」を観た時,プールのシーンで本作を思い出してしまい,謎のデジャヴに悩まされた。共感者ゼロだろうなあ…。オススメ度:★★★☆☆
出演クリーチャー:ロボシャーク
トリプルヘッドジョーズ(3-headed Shark Attack; 2015) ダニー・トレホとWWEスーパースターのロブ・ヴァン・ダムが出演している。サメ映画とは思えないテンポの速さとサメの出番の多さはこのシリーズの大きな魅力で,研究所が崩壊するまでは満点をあげたい。しかし,研究所崩壊後は「馬鹿なの?死ぬの?→死にました」,「なぜそうなる?」,「何やってんだこいつら?」などと思わず辛辣な突っ込みを入れたくなる状況が頻発し,後半は終始イライラさせられることになった。ダニー・トレホとロブ・ヴァン・ダムはそれなりに活躍するのだが…。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:トリプルヘッドジョーズ
デビルシャーク/エクソシスト・シャーク(Shark Exocist; 2015) 自信を持って★1つを付けられる映画。支離滅裂な展開とか唐突に狂ったキャラが出現したりとか,本当にどうしようもないサメ映画とはどういうものかを知ってもらうには良い映画かもしれない。数少ないまともな(比較的)捕食シーンが「ロスト・ジョーズ(2014年)」の使いまわしであることを見逃さなかった知的風ハット氏は本当にすごいと思う。氏に敬意を表し,ちゃんとロスト・ジョーズの該当シーンを観直した。苦行だった。オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:デビルシャーク
ゾンビシャーク感染鮫(Zombie Shark/Shark Island; 2015) 1回観ているんだけどどういう話だったか今一思い出せなかったため,コメントを載せるためだけに再度視聴。「面白くない」という一言で終わらせたい出来だった。サメはともかくゾンビを絡めるならもう少し何とかならなかったのだろうか。ゾンビとサメということで「サンゲリア(1979年)」のゾンビVSイタチザメを思い出し,途中でサンゲリアを観始めてしまったため,またしても内容を忘れてしまった…。オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:ゾンビ化したホホジロザメ
イントゥ・ザ・シー(Against the Sun; 2015) 漂流サバイバルを描いた真っ当な映画でサメ映画ではないのだが,漂流にはサメが付きもので本作も例外ではない。漂流航海を描いた「コン・ティキ(2012年)」やインディアナポリス号の惨劇を描いた「パシフィック・ウォー(2017年)」ではサメの描写がいまいちだったが,本作は良く出来ていると思う。サメの捕獲シーンは賛否が分かれるかも。もちろん漂流サバイバル映画としても良く出来ており不満はない。個人的には「ハリー・ポッター」シリーズのドラコ・マルフォイ役で知られるトム・フェルトンが良かった。たまたまだと思うが「スイス・アーミー・マン(2016年)」のダニエル・ラドクリフと漂流繋がりというのも面白い。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:イタチザメ,メジロザメ類(ヨゴレ?)
シャーク・キラー(Shark Killer; 2015)*日本語字幕版のリリース開始は2018年 どういった経緯かアーノルド・ヴォスルーが出演している。映画としてはなかなか面白く,腕っぷしがやたら強い主人公と小粋な会話(注.日本語吹替に限る)のおかげで退屈せずに観ることが出来た。ただし,致命的な問題がある。サメが出ないのだ。糞みたいなサメ映画をいくつも観てきたせいか,著者はあまり気にならなかったが(もはや病気),人様に勧められるものではないだろう。さらに残念なのが,やっと登場したサメが予想外に小さかったこと。4, 5メートル位だろうか。いや,ホホジロザメとしては十分過ぎる大きさなんだけど,映画的には怪物級を出さなきゃダメだろ。これ普通にアクション映画にしたら良かったんじゃないかな。総評は「このサメは特にいりませんでした。」前に一度この評価を述べたことがあったな。→「シャーク・イン・ベニス(2008年)」オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
ドルフ・ラングレン処刑鮫(Shark Lake; 2015) 何をもって「処刑鮫」なのかは分からないが,いかつい邦題に反し,内容は娘を愛する父親(ドルフ・ラングレン)と,娘の育ての親である保安官を交えたヒューマンドラマであった。だがしかし,感情移入できるのがドルフ・ラングレンのみであること,肝心のドルフ・ラングレンの出番が大して多くないのが大きなマイナスポイント。というかサメの必要性って…。総評は「このサメは特に(以下略)。」オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:オオメジロザメ
シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱獄 (Sharkansas Women's Prison Massacre; 2015) 女囚と聞いて思わずよからぬ想像をしてしまうのは「女囚さそり」の功罪であろう。残念なことに(?),本作には女囚さそりのような陰惨な雰囲気はなく,感想としては「何だ普通のサメ映画か」というところ。もちろん面白くはない。いまいち見所に困る映画であったが,キャストについて調べたところ,主演?のドミニク・スウェインは「ロリータ(1997年)」のヒロインを演じていたという。なぜこんな映画に出演することになったのか,野暮なことは考えまい・・・などと映画スターの悲哀に想いを馳せてみたものの主演の女にいまいちピンとこない。それもそのはず,著者は「ロリータ(1997年)」と「ニキータ(1990年)」を間違えていたのだ。ちなみに「ニキータ(1990年)」の主演女優はアンヌ・パリロー。全然違う?すみません,猛省致します。これを機にスタンリー・キューブリック監督の「ロリータ(1962年)」から観ようと思います。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:古代鮫
Sharkgull Attack!; 2015 2021年6月,ネットでサメ映画のニュー・リリースを検索していたところ,巷で話題だという「サモメ」にたどり着いた。日本語字幕版はリリースされていないものの,約13分という短編映画で,Youtubeで公開されているということで頑張って観てみた。感想は…想像通りのサメ映画。もちろんオススメではない。とはいえ,ネット記事によると,「サモメ」ブーム(?)は,サメ映画ルーキー氏のtwitterが発端とされている。サメ映画ルーキー氏は,「コマンドーシャーク 地獄の殺人サメ部隊(2018年)」,「BAD CGI SHARKS / 電脳鮫(2019年)」など,自ら日本語字幕を担当した作品がことごとく傑作という,サメ映画界のスーパースターである。でも,ごめんなさい!「サモメ」にかわいらしさは微塵も感じず,かわいらしさならシャークトパスの方が…などと思ってしまいました。…何を考えているんだ,俺は?本当におかしくなっちまったのか?(by ライナー・ブラウン)オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:サモメ(Sharkgull)
2016年
ロストバケーション(The Shallows; 2016) 21世紀に入ってから15年,ようやく現れた正統派のサメ映画。リアルなサメがとにかく怖い。しょうもないZ級映画ばかりを観ていた著者にサメは怖いものだということを思い出させてくれた。ただ,徹頭徹尾リアル路線で行けば良かったのに,ホホジロザメがイタサンゴモドキやクラゲを嫌がるというサメの習性を考慮したとは思えない設定や,少々現実味のないラストは残念だった。逃げ切るという決着でも良かったのではないだろうか。しかし,どうみても詰んでいる状況の中で,持てる技術の全てを尽くして生き延びようとする主人公には生還を願わずにはいられないし,思わず「もうやめてくれ!」と言いたくなるほど怖いサメには終始ビビらされた。エンターテインメントとは言えないかもしれないが,現状では「ジョーズ(1975年)」,「ディープ・ブルー(1999年)」に次ぐ第3のサメ映画と言えるだろう。オススメ度:★★★★★
出演鮫:ホホジロザメ
シャークネード ザ・フォース・アウェイクンズ(Sharknado4: The 4th Awakens; 2016) 設定的にどうみても(以下略)。まさかの4作目。ここまできたらもうZ級とはいえないだろう。そして,信じ難いことに4作目も面白かったのである。ただし,邦題は「フォースの覚醒」もしくは「シャークの覚醒」にして欲しかった。これまでの作品で完全に振り切れたのか,観てる方の感覚がやられてしまったのか,「正気か?」という設定も普通に受け入れられた。シリーズ初見の方は「馬鹿馬鹿しい」と思われる可能性大だが,もしも受け入れられるのならば,サメ映画道という道なき道に迷い込んだ同志かもしれない。ちなみに今作で確認出来た新顔と思われるサメ類は,ミツクリザメ,ノコギリエイ,カリフォルニアドチザメ。サメの種類にも飽きさせない配慮がみられて嬉しかった。なお,本作には「ラバランチュラ全員出動!(2016年)」の主人公コルトン(スティーヴ・グッテンバーク)がゲスト出演している。フィンが「ラバランチュラ」にゲスト出演したお返しというところだろう。「ラバランチュラ」もオススメのモンスター・パニックである。オススメ度:★★★★☆
出演鮫など:ホホジロザメ,アオザメ,シュモクザメ,ジンベエザメ,イタチザメ,オナガザメ類,メジロザメ類,ラブカ,ミツクリザメ,カリフォルニアドチザメ,ノコギリエイ,シロナガスクジラ
シン・ジョーズ(Atomic Shark; 2016) 100%外れだと思ったが,中盤以降映画の方向性がガラリと変わり,サメ映画なのに最後まで飽きることなく楽しませてもらった。あまりにも感動したので,Amazonに以下のようなレビューを書いてしまった。「あくまでもサメ映画ファンとしての感想だが,Z級映画が溢れかえるサメ映画の中では秀作の部類だと思う。 タイトルからして見えてる地雷だが,そうと分かっていても観てしまうサメ映画フリークにはお勧め 」調子に乗って★4つを付けてしまったが冷静になってみると★3つが限度かもしれない。一応「サメ映画好きならば」と断っておいたが,もしもサメ映画フリーク以外が誤って視てしまったら…,「君らも好きに観ろ」としか言いようがない。オススメ度:★★★☆☆
出演クリーチャー:アトミックシャーク
Planet of the Sharks 鮫の惑星(Planet of the Sharks; 2016) 「鮫の惑星」というよりは「ウォーター"シャーク"ワールド」という世界観。邦題の字面が「猿の惑星」を模倣していること,そして制作がアサイラムだということに気が付いていれば,そのつもりで観ることができたのだが,何の備えもなく観てしまったため,素で「面白くない」と思ってしまった。2015年以降,離島に住んでいる著者はレンタルビデオ屋ではなく,もっぱらアマゾンプライムビデオのストリーミング再生に頼っているのだが,パッケージを手にすることがなくなってから,観る前に内容を直観的に察することが出来なくなったと思う。パッケージを手にし,内容を想像しながらDVD/BDを選ぶ楽しみは,ことZ級映画において大変重要なプロセスである。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
ディープブルー・ライジング(Ice Shark; 2016) 北極海で古代?のサメが大暴れする。脱出不能な氷の上というシチュエーションを良く活かしていると思う。しかし,話が淡々と進むため感情移入しづらく,あっという間に終わってしまったという印象。テンポが良すぎるのも考え物だと思った。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:オンデンザメをフィーチャーしたと思われる古代鮫
フランケンジョーズ/シャーケンスタイン(Sharkenstein; 2016) 映画界にはクソ映画請負人と呼ばれる監督がいる。クソ映画率が8割を超えるサメ映画道を歩む方ならば,「史上最低の映画監督」エド・ウッド,「B級映画の帝王」ロジャー・コーマンをご存知のことだろう。2010年代に入り,二大巨頭に並び立つかのごとく現れた「超新星」,それがマーク・ポロニア監督である(キャリア的にはベテランらしい)。などと通っぽい紹介をしてみたが,実は本作が著者のポロニア作品初体験であった。以下感想,「あまりのひどさに泣けた。何がひどいかを説明しようとすると何だかとても恥ずかしい気がしてまた泣けた。ただ,デビルシャーク(2015年)よりは作品に愛情が感じられた…。」こんな気持ちになる映画はなかなか無いので,ある意味観て欲しい映画である。後日,「ジュラシック・ビースト(2013年)」,「ビッグフット vs ゾンビ(2015年)」,「ビッグ・クラブ・パニック(2015年)」とポロニア作品を立て続けに観た。やばいね。謎の中毒性があるよこの監督。なお,「ビッグ・クラブ・パニック」だけやや普通に面白かったと思ったら,この作品のみポロニアは監督ではなく製作だった…。どういうこと?オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:フランケンジョーズ
サマー・シャーク・アタック(Summer Shark Attack / Ozark Sharks; 2016)*日本語字幕版のリリース開始は2021年 2016年公開のTV映画だが,2021年に突如リリースされた。ストーリーはごく普通で,可もなく不可もなくといったところ。数あるサメ映画の中では良作に入るのだが,後半がいまいち盛り上がらず佳作といったところ。ネタバレになるがジョーンズの退場は早すぎたのではないだろうか。あんなにいいキャラだったのに…。ついでにカーティスの退場も。退場の仕方は良かったけどね。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:オオメジロザメ
2017年
海底47m(47 Meters Down; 2017) 映画館でサメ映画を観る機会はなかなかない。「ロストバケーション(2016年)」を観逃してしまった著者にとって,本作はなんとしてでも観たい映画であった。公開2日目,著者は勇んで神戸三宮の映画館へと向かった。土曜日の午後にもかかわらず観客は著者を含めて6人という寂しいものだったが,サメ映画ファンは観客数など気にしない。しかし,著者は大きな間違いを犯していた。本作がシチュエーション・スリラーということを失念していたのである。本作の情報をほとんど頭に入れることなく観に行ったので知らなかったのだ。前評判を聞かずに観に行くのは,映画館で鑑賞する際の嗜みというものだろう。だが今回は判断を誤っていた。著者はどちらかというと俯瞰するスタイルで映画を観てしまうので,この手の映画では登場人物に感情移入できないことが多い。残念ながら今回も,今一映画に入り込むことが出来ず,楽しむことは出来なかった。人を選ぶ映画だと思う。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
パシフィック・ウォー(USS Indianapolis: Men of Courage; 2017) ニコラス・ケイジ主演の真面目な映画なので,サメ映画というのは異論があるかもしれないが,「インディアナポリス号の悲劇」と言えばサメ映画に含めないわけにはいかないだろう。結論を言えば「サメが要らなかった」。地獄の漂流を描いてはいるのだが,サメの襲撃が悪い意味でサメ映画的で,恐怖や絶望感に水を差す形になってしまっている。漂流中にサメの襲撃を受けるとはどういうことか,「オープンウォーター(2003年)」を観て学んで欲しい。それに,インディアナポリス号の乗員たちを襲ったのはイタチザメ,ヨゴレなどのメジロザメ類でホホジロザメではないだろう。チャチなCGよりもマクベイ艦長を巡る不条理,名誉回復の経緯など,戦争の理不尽さを描く方に力を入れて欲しかった。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
ケージ・ダイブ(Open Water 3: Cage Dive; 2017) オープンウォーターシリーズの3作目にあたるという。サメの映像が素晴らしく,Z級ではない真面目な映画なのだが,登場人物がバカすぎて一切感情移入できず,終盤は観ていて腹が立ってくるほど。本家「オープンウォーター(2003年)」と同じく主要メンバーの全員が非業の最期を遂げるのだが,「まあそうなるよね」と流してしまった。オープンウォーターのような後味の悪さがなかったのは良しとすべきか?オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
ファイブヘッドジョーズ(5-headed Shark Attack; 2017) このシリーズも懲りないと思う。「トリプルヘッドジョーズ(2015年)」と大差なかったというのが正直な感想。5つ目の頭が見所と言えば見所なのだが,気持ちが冷めすぎていたため「ふ~ん」と普通にスルーしてしまった。観終わった後でこれはサメ映画を鑑賞する姿勢ではないと反省した。サメ映画道を歩む者はどんなサメ映画でも楽しむ姿勢を忘れてはならないのである。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:ファイブヘッドジョーズ
シャークネード 5 ワールド・タイフーン(Sharknado 5: Global Swarming; 2017) シリーズ通算5作目となり,サメ映画のシリーズものとしてはジョーズ・シリーズ,メガ・シャークシリーズの4作品を抜いて1位となった。残念ながらギネス世界記録には認定されていない模様。本作も過去4作品と同様,設定的にどうみても(以下略)…と言いたいところだが,5作目まで来ると流石にだれるというかついていくのが難しい。このシリーズに対して今更にもほどがあるが,「設定に無理がありすぎだろ!」と思ってしまった。ヨーロッパ,オーストラリア,ブラジル,バチカン,日本,エジプトとワールドワイドにシャークネードが発生し,見所には事欠かないのだが,いかんせん何が起きているのかよく分からないため,話についていくのが大変だった。どうなってんのこれ?と思っていたら某映画の展開そのままに「次作に続く」でビックリ。衝撃のラストのせいで次作が超気になるというオチだった。というかドルフ・ラングレンはズルい!ちなみに次作はついにシリーズ最終作となるらしい。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫など:ホホジロザメ,アオザメ,シュモクザメ,イタチザメ,ノコギリエイ
鮫の惑星:海戦記(パシフィック・ウォー)(Empire of the Sharks; 2017) Planet of the Sharks 鮫の惑星(2016年)」の続編のような作品。世界観は同じだがストーリー上のつながりは無い。このネタで2作品も作るとは,アサイラムもやってくれるぜ。サメのCGがとても良く出来ており,サメの種類も多いのでサメ的には良かったのだが,ストーリーに光るところが何もなく,大して盛り上がらないまま鑑賞終了。キャスト一覧を見るまで全く気がつかなかったが,「ディア・ハンター(1978年)」のジョン・サヴェージが出演している。大物俳優を起用しているにもかかわらず作品の評価が全く上がらないのが悲しいところ。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ,アオザメ,イタチザメ,シュモクザメ,メジロザメ類,ミツクリザメ
シャーク・ショック(Trailer Park Shark; 2017)*日本語字幕版のリリース開始は2018年 堤防の決壊(人為的)によって水没したトレーラーハウスの周りを何の説明もなく現れたサメが泳ぎ回って人を襲う。もちろん淡水。その後良く分からない内にデンキウナギの能力を獲得してまた人を襲う。「アドルフ・ラインハルトは死んだ筈だ!!!!(by 凱将軍)」…死んでいたのは脚本だった。映画の出来は「ロスト・ジョーズ(2014年)」といい勝負で,妙な既視感を覚えたがトムキャット・フィルムズ製作ではない模様。既視感と言えば,「ジョーズ(1975年)」を意識したと思われる小ネタがいくつか見られたが,心を動かされることはなかった。数少ない見所としては,シャークネード・シリーズのタラ・リードが出演していることだが,チェーンソーを使うもあっさり食われた…。見せ場ではなく単なるカメオ出演だったらしい。監督のグリフ・ファーストは「ゴースト・シャーク(2013年)」や「シン・ジョーズ(2016年)」を作った実力者(?)なので期待したのだが…。オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:デンキウナギの能力を持ったホホジロザメ(?)
ハウス・シャーク(House Shark; 2017)*日本語字幕版のリリース開始は2018年 ある日突然光線銃を持った人食い鮫が家の中を徘徊するようになりました…と言われてもなあ。脳を溶かして観るタイプの映画といえばそうなんだけどカルト過ぎて著者には難しかった。MMRばりに「なんだってー!」と叫びたくなるサメの進化史のほか,「ジョーズ(1975年)」を意識したネタがちょいちょい挟まれるので作風がはまれば楽しめそうだけど,はまらなかったのでクソ映画でした。そういえばジョーズが公開された時,サメへの恐怖で家の風呂にすら入れなくなった人が続出したという。本作はそんな人々の恐怖が具現化したもの…な訳もないし騙されてはいけない。不覚にも2, 3度笑ってしまったけどね。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:家鮫
ランドシャーク /丘ジョーズの逆襲(Land Shark; 2017)*日本語字幕版のリリース開始は2020年 フランケンジョーズ(2016年)」でおなじみのマーク・ポロニア監督によるサメ映画2作目。著者は観る前から分かっていた。本作がフランケンジョーズをこえるクソ映画であることを。それでも観ずにはいられないのはサメ映画フリークのさがというものだろう。哀しいことに著者の予想は覆らず,ある意味オススメだった「フランケンジョーズ(2016年)」に対し,本作はひたすらつまらないというある意味クソ映画の王道であった。なお,砂鮫といえば「ビーチシャーク(2011年)」だが,決して本作と比べてはいけない。オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:ランドシャーク
2018年
ディープ・ブルー2(Deep Blue Sea 2; 2018) ディープ・ブルー(1999年)」の続編。サメ映画に良くある邦題詐欺かと思いきや,ワーナー・ブラザース配給の正当な続編だった。ただし劇場公開ではなくケーブルTV局で放送されるテレビ映画である。また,前作とのストーリー上の繋がりは無いに等しい。ホホジロザメを使わない方針は変わっていないようで,今回の出演鮫はオオメジロザメである。正直,嫌な予感しかしなかったが,やはりひどかった。内容は普通(?)のZ級映画でCG技術が多少良い位。これをワーナー・ブラザースが配給するとは信じ難い。「ジョーズ’87(1987年)」以来の暴挙。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:オオメジロザメ
MEG ザ・モンスター(The Meg; 2018) 映画館で鑑賞。まともな映画館でサメ映画を観られるのはいつ以来だろう。「ロストバケーション(2016年)」や「海底47m(2017年)」は小劇場での上映だった。もしかすると「ディープ・ブルー(1999年)」以来かもしれない。公開2日目,著者は神戸三宮の映画館へと勇んで足を運んだ。とはいえ,サメ映画の中でもメガロドンものは魔境である。2000年代から始まったメガロドンブーム(?)の中で,一般の方に勧められるものは一つもない。正直なところ期待感はゼロだった。そして観終わった評価も「やっぱりな」という寂しいものだった。ただし本作,前半に関しては文句無く面白かった。メガロドンが姿を現してからもしばらくはハラハラドキドキしたものである。しかし,中盤から雲行きが怪しくなり,ノリがいつものメガロドンものになってしまった。終盤にかけては「なんでこうなった?」としか言いようがない。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:メガロドン
シャークネード ラスト・チェーンソー(The Last sharknado it's about time; 2018) 絶妙というかズルい引きで終わった「シャークネード 5 ワールド・タイフーン(2017年)」。なるほど,前作のハチャメチャぶりは本作のためだったのか。前作は正直戸惑ってしまったが,おかげで本作は普通に楽しめた。それにしても,まさかこういう形で終わるとは,「シャークネード(2013年)」の時は想像もつかなかった。終盤が少々物足りないというか,大団円に至るまでが失速気味ではあるんだけど,アサイラムが産んだ奇跡のサメ映画として6作もの長寿シリーズとなった本シリーズに心から「お疲れ様でした」と言いたい。思えばここまでサメ尽くしのサメ映画はなかった。世界,歴史,時空の全てにサメが絡んでいるという(何を言ってるのか分からないが),サメ好き冥利に尽きるシリーズであった。オススメ度:★★★★☆
出演鮫,クリーチャー:ホホジロザメ,アオザメ,イタチザメ,シュモクザメ,ノコギリエイ,クレトキシリナ?,メガロドン?,ドラゴンシャーク,ロボシャーク,メカ・シャーク,恐竜,翼竜
ザ・メガロドン(Megalodon; 2018) やっぱり出ました「MEG ザ・モンスター(2018年)」の便乗映画。もちろんアサイラム。マイケル・マドセンが特別出演している。予想通りサメの活躍はほぼゼロだったが,悪役のロシア人,妙なところで熱い艦長,美味しい所を持っていった海軍大将(マイケル・マドセン)のおかげでそれなりに楽しめた。総評は「このサメは特にいりませんでした。」…と言いたいが,普通(?)のサメならともかく,メガロドンでそれはないだろう。面白くないんだけどクソ映画という程でもないという微妙なサメ映画。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:メガロドン
シックスヘッドジョーズ(6-headed Shark Attack; 2018) このシリーズが続く理由は何なのだろう?シリーズ通算4作目で頭は6つ。頭の配置が幾何学的になり,怪獣か宇宙生物のように見える。手袋にしか見えなかった前作,前々作の方が残虐性において上をいく上に,本シリーズの数少ない魅力だったテンポとサメの出番が失われているため,何の変哲もないサメ映画(=クソ映画)になっていた。途中,カメラと撮影クルーの手がガッツリ映っているのがある意味見所?オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:シックスヘッドジョーズ
ホワイトシャーク(Frenzy/Surrounded; 2018)*日本語字幕版のリリース開始は2019年 中途半端に真面目に作られたサメ映画ほどコメントに困るものはない。面白くない上にネタとしての見所もないからだ。サバイバル系のサメ映画としては「ケージ・ダイブ(2017年)」と同列だろうか。内容はともかくサメの映像はすばらしかった「ケージ・ダイブ(2017年)」と比べ,本作には見所らしい見所がない。Z級のクソ映画の方がまだ楽しめる・・・かもしれない。オススメ度:★☆☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
コマンドーシャーク 地獄の殺人サメ部隊(Post Apocalyptic Commando Shark; 2018)*日本語字幕版のリリース開始は2020年 2019年以降,サメ映画のリリースが極端に減った。唐突ともいえるサメ映画の供給停止は2018年にシャークネード・シリーズが完結したためと考えられている。サメ映画ファンは深刻なサメ映画不足に直面することになったのである。そんな中,ようやく配信されたのが本作である。ちくしょう,よりによってなんでこれ?「トキシック・シャーク(2018年)」や「スカイ・シャーク(2019年)」が観たいのに。半ばやけになりつつもAmazon Prime Videoでレンタル。…ちくしょう,傑作じゃないか!予想を裏切り,楽しめるクソ映画だった。後日,良心的な価格(500円)になった時点でたまらず購入してしまったほど。★4つにしても良いくらいだが,自重して★3つ。オススメ度:★★★☆☆
出演クリーチャー:殺人サメ部隊,ガルガンチュア・シャーク
ジョーズ キング・オブ・モンスターズ(Nightmare Shark, 2018)*日本語字幕版のリリース開始は2020年 サメとオカルト。コンセプトは決して悪くないんだけどサメを活かしきれておらず,「サメである必要はないよな~」などとサメ映画鑑賞にあるまじき感想を抱いてしまった。監督の一人グリフ・ファーストは「ゴースト・シャーク(2013年)」を作った実力者(?)なので期待したのだが…ってサメとオカルト2作目にして劣化してるじゃないか。ちなみに本作のもう一人の監督であるネイサン・ファースト(レイク・プラシッド2, 3やシャーク・スウォーム,カパーヘッドなどで音楽を担当)は兄とのこと。ファースト兄弟と言えば今やアニマルパニック系では中々の知名度を誇る模様。なお,監督つながりなのか,「シン・ジョーズ(2016年)」や「シャーク・ショック(2017年)」で見たことのある俳優がチラホラみられる。内容については,ファースト兄弟のフィルモグラフィを語る以外は特になし。的外れこの上ない邦題についてもスルーを決め込む所存。オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:カウフフ*別名:エ〇ム街のサメ
2019年
海底47m 古代マヤの死の迷宮(47 Meters Down Uncaged; 2019)*日本での劇場公開は2020年 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はサメ映画観賞にも影を落とした。本作は「MEG ザ・モンスター(2018年)」以来の劇場公開で,著者は公開を楽しみにしていたのだが,感染が収束をみない状況で映画館に足を運ぶことは出来ず,泣く泣くレンタル版のリリースを待ったのであった。本作は「海底47m(2017年)」の続編である。邦題詐欺ではなく正当な続編であるが,ストーリー上の繋がりはもちろんコンセプトにおいても共通点を見い出せず,続編を謳う必要があったのか甚だ疑問である。かといって面白くないわけではなく,映画館で観ていれば…と歯がみせずにはいられなかった。なお,こんなサイトを訪れて下さるサメ映画フリークの方々には言うのも野暮ってものですが,あくまでも「サメ映画」として楽しむことをお勧めします。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫とクリーチャー:ホホジロザメ,洞窟内で進化したホホジロザメ(?)
スカイ・シャーク(Sky sharks; 2019)*日本語字幕版のリリース開始は2021年 2018年頃から話題になっており,サメ,ゾンビ,ナチスというパニック映画好きにはたまらないネタを詰め込んだ傑作と期待されていたのだが,公開延期が続き,2021年になってようやく観ることが出来た。当然Z級だと思って視聴したのだが,映像のクオリティの高さ(微妙なのも多いが)に驚愕すると共に,もしかして真面目に作っているのか!?と逆に不安になった。不安は的中し,映像のクオリティに内容が追いついていない残念な映画だった。敵側の行動原理やキャラ設定が良く分からないのが致命的。唐突に挿入される風刺の効いたCMやモブキャラ達の会話集の方が面白いというのが寂しいところ。オススメ度:★★☆☆☆
出演クリーチャー:スカイ・シャーク(ホホジロザメ型,シュモクザメ型,メガロドン(?)型)
BAD CGI SHARKS / 電脳鮫(BAD CGI SHARKS; 2019)*日本語字幕版のリリース開始は2021年 信じられない。まさかストーリーのみで面白いZ級サメ映画があるなんて!何が凄いって,死者がほぼゼロなのに最後まで飽きずに観ていられたんだぜ!?サメ映画なのに!!…思わず盛り上がってしまったが,サメ自体はタイトル通り「クソサメCG = BAD CGI SHARK」で,確信犯もいいところ。どう説明したものか描写に困るサメ映画で,サメ映画ファンに受け入れられるものなのか,はたまた一般の方々の反応はどういうものなのか,今のところ予想がつかない。最後はなんだかほっこりしてしまい,エンドロールも含めて愛にあふれたサメ映画であることは間違いないと思う。オススメ度:★★★☆☆
出演クリーチャー:クソサメCG(BAD CGI SHARK)
2020年
ディープ・ブルー3(Deep Blue Sea 3; 2020) ディープ・ブルー2(2018年)」の続編。前作がクソ映画だったので期待はしていなかったが,前作よりはましになったと思う。とはいえ全体的に盛り上がりに欠け,普通に面白くない。個人的には中盤までに見られたカマストガリザメを中心としたリアルなサメの映像やフエダイの仲間などの美しい海中映像の方が楽しめた。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:オオメジロザメ,ホホジロザメ,カマストガリザメ,イタチザメ,シロワニ*オオメジロザメとホホジロザメ以外はモブザメ。
ホワイトシャーク-海底の白い死神(Shark Season; 2020)*日本語字幕版のリリース開始は2021年 なかなか評価の難しい作品だが,一言でまとめると「疑問符の尽きない映画」といったところだろうか。登場人物のキャラ設定に?。全く活躍しないマイケル・マドセンに?。資料映像とCGの落差に?。サメとのラストバトルに?。その他色々なところに?…とまあツッコミどころが多いと言えば聞こえは良いのだが,全体的に盛り上がりに欠け,サメ映画としては控え目すぎるという印象。初視聴後の感想:何やらぼんやり。視聴2回目:気が付いたら終わっていた。視聴3回目:なぜ俺はあんな(こんな)ムダな時間を・・・(by 三井 寿)。「面白くない」の一言で済ませたくなかったために悲劇が起きました。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
ウィジャ・シャーク / 霊界サメ大戦(Ouija Shark; 2020)*日本語字幕版のリリース開始は2021年 ジュラシック・シャーク(2012年)」,「ロスト・ジョーズ(2014年)」で知られるブレット・ケリー監督の新作サメ映画。なぜか「スコット・パトリック」と改名していたが理由は不明。安定の尺稼ぎ「森の中を歩くだけ」は健在。とはいえクソ映画以外の何者でもなかった前2作と比べればましかもしれない。以下に例を挙げる。1. サメと関係のないシーンで繰り広げられる無駄な会話集が意外と観られる。2. 思わず吹きそうになったラストバトル(決まり手:愛は偉大なり)。3. 挿入曲及びエンドロールで流れる曲のリフが個人的にツボ。初見時は★2つ?と思いかけたが,前2作よりましというだけでクソ映画であることに変わりはないので★1つ。オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:サメの精霊(ウィジャ・シャーク)
エイリアン vs ジョーズ(Shark Encounters Of The Third Kind; 2020)*日本語字幕版のリリース開始は2021年 フランケンジョーズ(2016年)」や「ランドシャーク /丘ジョーズの逆襲(2017年)」でおなじみのマーク・ポロニア監督によるサメ映画。過去作品でおなじみの俳優達も健在。タイトルと監督を見て「ま・た・お・ま・え・か・・・」と思わず呪いの言葉が漏れてしまった。愛すべきキャラクターだった(?)フランケンジョーズとは異なり,「ロスト・ジョーズ(2014年)」もしくは「デビルシャーク(2015年)」寄りの出来となってしまった本作。超絶時間の無駄映画だが,覚悟して視聴すればそれなりに楽しめる…わけもなかった。もはやため息すら出てこないぜ…。オススメ度:★☆☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ(クソサメCG),メジロザメ(ヤジブカ)
シン・ジョーズ 最強生物の誕生(陆行鲨/Land shark; 2020)*日本語字幕版のリリース開始は2021年 中国映画。「シン・ジョーズ(2016年)」とは関係ない。序盤は中国版「ディープ・ブルー(1999年)」&「パニックマーケット(2012年)」という感じだったが,途中から邦題の「最強生物」に違わぬ活躍を見せる。ストーリーやCGに若干チープな雰囲気が漂うものの,楽しんで観られるサメ映画。総評としては星3つが適当だと思うが,個人的には上位に挙げたいサメ映画。オススメ度:★★★☆☆
出演クリーチャー:遺伝子組み換え(導入?)によって爆誕した「Maneater」
2021年
グレート・ホワイト(Great White; 2021) 面白いのだけどサメの襲撃シーンやラストバトルの盛り上がりがいまいちなので,印象に残らなそうなサメ映画。クソ映画ではないまともなサメ映画で,演出も悪くないのだけどサメがなあ…。本作を観てふと思ったのだが,「ジョーズ(1975年)」,「ディープ・ブルー(1999年)」,「ロストバケーション(2016年)」など,傑作サメ映画に登場するサメ達にはある種の個性があるのではないだろうか。内容はともかく記憶に残るサメ映画のサメ(クリーチャー)達はいずれも個性的である(例.「シャークトパス(2010年)」,「シャークアタック!!(2012年)」,「デビルシャーク(2015年)」,「フランケンジョーズ(2016年)」*不適切な例はどれか?)。サメ映画の主演はサメであるし,サメも役者と言えるのかもしれない…などとおかしな方向に考えがまとまってしまった。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
サメデター(Jaws of Los Angeles; 2021) こんな映画を観るために550円も払ったなんて,自己嫌悪で泣けてくる。クソ映画にはクソ映画なりの良さってものがあると思うのだが…,無いんだよ映画としての面白さが!それでも!俺は頑張って良いところを探したんだ…。あったんだよ,良い点が!それは音楽。オープニングで流れるスラッシュメタルや途中で流れるロックな曲はとても良かった!…などとポエムっぽい語り口になってる時点で,著者の苦悩を察して欲しい。総評:『それでも』と言い続けろ(by マリーダ・クルス)。*無理でした。オススメ度:★☆☆☆☆
出演鮫:イタチザメ,ヨゴレ,ホホジロザメ,レモンザメ又はコモリザメ?,ネムリブカ *全て資料映像
シャーコーン! 呪いのモロコシ鮫(Sharks of the Corn; 2021)*日本語字幕版のリリース開始は2022年 タイトル通りのクソ映画だが,同年度にリリースされた「エイリアン vs ジョーズ(2020年)」と「サメデター(2021年)」のおかげで「まだましな方かな?」などと普通に視聴出来てしまった。トウモロコシ畑にサメが出ようと驚きはしないが,何の前触れもなく出現した某UMAには吹いた。サメ映画の例に漏れず意味不明な登場人物ばかりなものの,「シャーク・ザ・リッパー」には感心した。この殺人鬼は実在するかもしれない(嘘)。オススメ度:★☆☆☆☆ *個人的には★2つにしたいところだけど悩ましいところ。
出演クリーチャー:チチマトゥル様の呪い?によって発生したモロコシ鮫など
ザ・メガロドン 怪獣大逆襲(Megalodon Rising; 2021)*日本語字幕版のリリース開始は2022年 あまりにも普通に面白くないため,コメントに窮してしまった。なぜか出演していたトム・サイズモア(軍人役だから?)には,「ザ・メガロドン(2018年)」のマイケル・マドセンのような活躍を期待したんだが全く盛り上がることなくてがっかり…。もちろんサイズモア氏のせいではないのだが,個人的に好きな俳優の一人なので勝手に落胆してしまった。オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:メガロドンという名の怪獣
ジョーズ・リベンジ(鲨口逃生,Escape of Shark; 2021)*日本語字幕版のリリース開始は2022年 中国版サメ映画。ネタ要素のないガチのサメ映画で,決して悪い出来ではないのだが,ストーリーや展開がテンプレ過ぎて今一盛り上がりに欠ける。基本に忠実ではあるのだけど,数あるサメ映画の中では食傷気味だった。面白さで言えば,日常空間に人食いザメが現れる元祖である「パニックマーケット(2012年)」に軍配が上がると思う。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:ホホジロザメ
2022年
シャーキュラ 吸血鮫(Sharkula; 2022) クソ映画請負人としておなじみのマーク・ポロニア監督によるサメ映画。「エイリアン VS ジョーズ(2020年)」では,割と本気で「付き合いきれん」と思ってしまったが,本作は初心にかえったかのような素晴らしい(?)作品に仕上がっていた。「フランケンジョーズ(2016年)」と似たようなコンセプトだが,本作はストーリーのクオリティが高く,最後まで飽きずに観ていられた。数あるポロニア作品の中でも上位に来るのではないだろうか。などとベタ褒めしておいて何だが,★は当然1つである。サメ映画もといポロニア作品が好きな方なら分かってもらえると思う。オススメ度:★☆☆☆☆
出演クリーチャー:シャーキュラ
   
 
特別枠:サメのアニメ・漫画・小説
サメが活躍・登場するアニメ,漫画,小説は少なくない。サメが主要キャラクターとして登場する作品は少ないが,脇役として挙げれば途方もない作品数となると考えられる。ここではアニメ・漫画・小説でサメが印象深い活躍をした作品について特別枠として紹介したい。
 
作品名(原題;発表年)*公開年が古い順 感想 *一部ネタバレを含みます。
1967年
どろろ(漫画,作者:手塚治虫)(1967-1969年) 言わずと知れた名作。48体の魔物の1体(2体?)として次郎丸,三郎丸と名付けられたサメの魔物が登場。著者が「三白眼」という言葉を初めて知ったエピソードでもある(恥かしながら長い間「三白眼=サメのような目」と覚えていた。あながち間違いではないのが救い)。2019年版のアニメに登場したときは嬉しかった。オススメ度:★★★★★
出演キャラクター:次郎丸と三郎丸
1974年
Jaws(小説,作者:ピーター・ベンチリー)(1974年) 言わずと知れたチートサメ映画の原作。著者にとっては小学生時代,古本屋で50円で購入した思い出の作品である。ただし,小学生にとって本作は難しすぎたため,あまり良い印象は残っていない(主にフーバーの扱い)。本作を理解出来たのは何だかんだで40代になってからだった。小説として面白いのは間違いないのだが,映画があまりにも傑作なので,知らずに読むと映画とのギャップにビックリすると思われる。オススメ度:★★★★☆
出演鮫:ホホジロザメ*表紙はアオザメ
1978年
宝島(アニメ)(1978-1979年) 著者の人生を決定づけたかもしれない名作アニメ。物語後半でサメがキーパーソン(キーシャーク?)となる。なお,本作を観てから原作を読むとジョン・シルバーやエイブラハム・グレーの扱いにガッカリするかもしれないので注意。冒険へのあこがれはどこの誰にも消せはしない!。オススメ度:★★★★★
出演鮫:メジロザメ類?
未来少年コナン(アニメ)(1978年) 第1話に硬質化した背びれを武器とする未来鮫が登場。こんなサメをタイマンで仕留める少年は何者なのだろうか。背びれを攻撃手段とするサメは少ないと思われ,大人になってから観直した時,その発想はなかったと感心してしまった。オススメ度:★★★★☆
出演鮫:ハナジロ
1984年
海人ゴンズイ(漫画,作者:ジョージ秋山)(1984年) ジョージ秋山先生によるみんなのトラウマ的漫画だが,後半は茶番のような展開のまま終了(打ち切り?)。生物の描写がリアルなのか荒唐無稽なのか分からないので困惑必至だが,サメが陸を長時間歩いたり,普通に空を飛び回るなど,大いに時代を先取りしていたと思う。オススメ度:★★☆☆☆
出演鮫:大きな母ザメとその子ザメ
1985年
プロゴルファー猿(アニメ)(1985-1988年) 漫画は読んでいないのだが,アニメの62~64話にてホワイトデビルという伝説の人食い鮫が登場。ゴルフボールでサメと渡り合うのは後にも先にも本作しかないと思われ,時代を先取りしたサメアニメと考えられる。徒花と言った方が正解かもしれないが…。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:ホホジロザメ(ホワイトデビル)
2001年
ギョ(漫画,作者:伊藤潤二)(2001-2002年) 伊藤潤二先生のホラー漫画代表作の一つ。2012年にアニメ化された。実写化を期待するもののいわゆる「サメ映画」になりそうな予感がする。それはそれで観たいけれども,難しいだろうなあ。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:ホホジロザメなど
2005年
バキ外伝 -疵面 スカーフェイス-(漫画,原作:板垣恵介,作画:山内雪奈生)(2005年~) メガロドンとしか思えない巨大ホホジロザメと花山薫との激闘が見られる。どうコメントしても野暮になってしまうので,漫画を読んでくれとしか言いようがない。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:ホホジロザメ(メガロドン?)
2006年
日常(漫画,作者:あらゐけいいち)(2006-2015年) サメ映画とは全く関係のない作品だが,主要登場キャラクターである「はかせ」の好きなものが何とサメ!。東雲研究所からシノノメサカタザメを連想したのは著者だけではない・・・と思いたい。オススメ度:★★★★☆
出演鮫:なし
2013年
甘々と稲妻(漫画,作者:雨隠ギド)(2013-2018年) サメ映画と何の関係もなく,こんなサイトで紹介するのは憚れる作品なのだが,「サメ,サメに気を付けろ~,シャーク!」という挿入歌はとてつもない破壊力があり,ふと口ずさんでしまう程。原作を大幅に強化したアニメ版の挿入歌の威力は反則級。オススメ度:★★★★☆
出演鮫:なし
2018年
バスタブに乗った兄弟~地球水没記~(漫画,作者:櫻井稔文)(2018-2020年) 突如地球の海水面が上がり,都市部が水没,大量のサメに囲まれた世界で漂流する兄弟の話。なぜ大量のサメが人を襲うのかは不明だが,終末的世界観にサメを組み込んだ先進的な作品と言えるだろう。オススメ度:★★★☆☆
出演鮫:ホホジロザメ,ジンベエザメ
2019年
チェンソーマン(漫画,作者:藤本タツキ)(2019-2021年) サメの悪魔が登場。台風の悪魔が現れた時に予感はあったが,サメ映画的にド直球の活躍に涙が出るほど感動した。第2部でも登場して欲しいと切に願っている。オススメ度:★★★★★
出演キャラクター:ビーム(サメの魔人/サメの悪魔)
ブルシャーク(小説,作者:雪富千晶紀)(2019年) サメ・パニック的な小説は少なくないのだが,残念ながら記憶に残らず,ほとんどが手元に残っていない。そんな中で,本作はトップクラスに面白いサメ小説である。ストーリーは「ジョーズ・シリーズ」を踏襲したサメ映画そのものなのだが,小説ならではの人物描写,荒唐無稽と思わせない設定(生物学者の端くれとして思うところがないわけではないが野暮なことは言うまい),読者の期待を裏切らないストーリー展開など,真剣に読みふけってしまった。何より,サメ映画とは無縁と思われた日本を舞台とし(注),場景がリアルに伝わってくるのが面白い。オススメ度:★★★★★
注.「ジョーズ・イン・ジャパン(2009年)?」知らないな。
出演鮫類:オオメジロザメ,ドチザメ,オニイトマキエイ
2020年
惨劇海域~シャークパニック~(漫画,作者:佐伊村司)(2020年) サメ映画の王道展開をマンガでやってくれた作品。モンスターパニックとして押さえるところは全て押さえた基本に忠実な作品。オススメ度:★★★☆☆
出演クリーチャー:千丞湾鮫,イタチザメ
異世界喰滅のサメ(漫画,作者:くぼけん)コミックヴァルキリーにて2020年10月から連載中。 もしもサメを使い魔として召喚出来たなら…サメ映画ファンなら誰もが一度は思ったことだろう(著者の独断と偏見です)。サメ映画に登場するサメ(?)達ならば,異世界でも無双出来るはず。そんな異世界ファンタジーを実現させた奇跡の漫画。トリプルヘッド・シャークトパス(トリプルヘッドパスモード)に感動しないサメ映画フリークはいない!サメ映画ファンにしか分からない夢のような展開に刮目して欲しい。サメ映画ファン以外に受け入れられるのか,一抹の不安はあるものの,とにかくこの先が気になる作品。オススメ度:★★★☆☆ *サメ映画ファンならば★5つ。6つでも良い位。

追記.コミック第1巻のPVで吹いた。レッドウォーター…いやレッドガーデンサメ地獄かな?まさかのナレーションにビックリ!

出演キャラクター:殺滅(サメ)
 
 
観たいサメ映画
「地獄のジョーズ/'87最後の復讐(1976年)」,「タイガーシャーク(1977年)」,「ジョーズ・アタック2(1984年)」,「パニック!殺人ジョーズV(1986年)」,「ディープ・ブラッド/復讐のシャーク(1990年)」「ジョーズ'96/虐殺篇(1996年)」,「ジョーズ’98・激流編(1998年)」,「海棲獣(1998年)」,「シャーク・ハンター(2002年)」,「インパクト(2005年)」,「トキシック・シャーク(2018年)」

こうして挙げてみるとまだまだ観ていないサメ映画が多いと思う。いくつかは観たことがあるのだけど,うろ覚えの上に現在はレンタル困難という代物。この上,日本語字幕のないものを含めると途方もない数になるが,「Ghost shark2: Urban jaws (2015年)」を観て,字幕なしではとても耐えられないことを思い知った。

 
ワニ映画,ヘビ映画,クモ映画,etc...
サメ映画と双璧を成すワニ映画,アナコンダ(1997)のおかげで一躍モンスター・パニックの王道にのし上がったヘビ映画,根強い人気?を誇るクモ映画など,サメ映画以外にも好きなクソ映画もといモンスター・パニック映画はたくさんある。ちなみに著者は重度のクモ恐怖症だが,なぜかクモ映画は観られるという不思議。それなりに観ていると思うけど,サメ映画ほど語れる情熱がないので(今はまだ),本サイトではサメ映画(広義)のみに留めた。サメ映画にひと段落ついたら,ワニ映画から紹介(感想)を始めても良いかなと思う。しかし,モンスターパニックは魔境も良いところで,恐竜映画や宇宙生物を含めると終わりが見えない不毛な世界。ここはあれで締めよう。俺はようやくのぼりはじめたばかりだからな。このはてしなく遠いモンスター映画(≒クソ映画)坂をよ…。未完!
 
 
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