アフリカツメガエル Xenopus laevis
作成者：鈴木雅大　作成日：2012年1月1日（2012年7月5日更新）
アフリカツメガエル（阿弗利加爪蛙，英名：African clawed frog）
Xenopus laevis (Daudin, 1802)
動物界（Kingdom Animalia），左右相称動物亜界（Subkingdom Bilateralia），新口動物（後口動物）下界（Infrakingdom Deuterostomia），脊索動物上門（Superphylum Chordata），脊椎動物門（Phylum Vertebrata），顎口下門（Infraphylum Gnathostomata），四肢動物上綱（Superclass Tetrapoda），両生綱（Class Amphibia），カエル（無尾）目（Order Anura），キセノアヌラ・クレード（Clade Xenoanura），コモリガエル科（Family Pipidae），ツメガエル属（Genus Xenopus）
撮影地：静岡県 沼津市 内浦重寺 あわしまマリンパーク；撮影日：2011年12月31日；撮影者：鈴木雅大
撮影地：埼玉県 川越市 鯨井 東洋大学川越キャンパス；撮影日：2012年6月1日；撮影者：鈴木雅大
南アフリカ及びアフリカ中南部原産のカエルです。飼育が容易なことに加え，一年を通して採卵可能なことから発生学の実験動物として良く用いられています。全ゲノムが決定されたモデル生物でもあります。入手も容易なことから高等学校や大学の解剖実習にも最適で，著者も学生実習のカエルの解剖に使用したことがあります。このように研究・教育には持ってこいの生物ではありますが，世界各地で帰化，定着が問題になっています。近年，日本でも定着が確認された場所があり，環境省及び農林水産省が作成した生態系被害防止外来種リストでは，「その他の総合対策外来種」に選定されています。
	上顎		下顎
アフリカツメガエルの歯です。上顎に小さな歯が並んでいます。カエルの仲間のほとんどは上顎だけにしか歯がありません。
アフリカツメガエルの血液の顕微鏡写真です。哺乳類と違い，カエルの仲間の赤血球は核を持っており，中央部はくびれず球形をしています。
参考文献
Frost, Darrel R. 2013. Amphibian Species of the World: an Online Reference. Version 5.6 (9 January 2013). Electronic Database accessible at http://research.amnh.org/herpetology/amphibia/index.html. American Museum of Natural History, New York, USA.
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© 2012 Masahiro Suzuki