シマミミズ Eisenia fetida
 
作成者:鈴木雅大 作成日:2011年5月29日
 
シマミミズ(縞蚯蚓)
Eisenia fetida (Savigny, 1826)
 
動物界(Kingdom Animalia),左右相称動物亜界(Subkingdom Bilateralia),旧口動物(前口動物)下界(Infrakingdom Protostomia),冠輪動物上門(Superphylum Lophotrochozoa),環形動物門(Phylum Annelida),貧毛綱(Class Oligochaeta),ナガミミズ目(Order Haplotaxida),ツリミミズ科(Family Lumbricidadae),シマミミズ属(Genus Eisenia
 
シマミミズ Eisenia fetida
 
シマミミズ Eisenia fetida
 
  ミミズコンポスト   ミミズコンポスト  
撮影地:東京都 世田谷区;撮影日:2011年5月29日;撮影者:鈴木雅大
 
ミミズコンポストの主役として活躍しているミミズです。生ゴミを分解し,堆肥化してくれるため生ゴミ減量のために推奨している自治体が多いそうです。導入するミミズは,日本産に限らないようで,販売されているものの中で,オーストラリア産などを見かけたことがあります。外来種問題のように,逃げ出して在来種及び環境に影響を及ぼさないか気になるところですが,簡単に調べた限りではシマミミズ(Eisenia fetida)は,世界各地に分布するコスモポリタンな種(汎存種)のようで,遺伝的多様性を無視すれば特に問題となることは無いようです。移動能力が低いと思われる種が,世界的に分布しているのは違和感があり,チャバネゴキブリのようにどこかを原産とする種が世界各地に移入したのではないかという気がしますが,文献を調べたわけではなく,著者の個人的な感想にすぎません。機会があれば本種の遺伝的多様性や地理的分布を調べた文献を探索したいと考えています。
 
参考文献
 
 
写真で見る生物の系統と分類真核生物ドメインスーパーグループ オピストコンタ動物界冠輪動物上門環形動物門
 
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