スガモ Phyllospadix iwatensis |
|
作成者:鈴木雅大 作成日:2011年1月31日(2016年7月20日更新) |
|
スガモ(菅藻) |
Phyllospadix iwatensis Makino, 1931 |
|
維管束植物門(Phylum Tracheophyta),種子植物亜門(Subphylum Spermatophytina),被子植物("Angiospermae"),モクレン綱(Class Magnoliopsida),ユリ上目(Superorder Lilianae),オモダカ目(Order Alismatales),アマモ科(Family Zosteraceae),スガモ属(Genus Phyllospadix) |
|
新エングラー体系:被子植物門(Phylum Angiospermae),単子葉植物綱(Class Monocotyledoneae),イバラモ目(Order Helobiae),ヒルムシロ科(Family Potamogetonaceae) |
クロンキスト体系:被子植物門(Phylum Magnoliophyta),ユリ綱(Class Liliopsida),オモダカ亜綱(Subclass Alismatidae),イバラモ目(Order Najales),アマモ科(Family Zosteraceae) |
|
千葉県レッドリスト植物・菌類編(2017年度改訂版):重要保護生物(B) |
|
 |
|
 |
|
 |
撮影地:岩手県 下閉伊郡 山田町 田の浜荒神;撮影日:2010年7月24日;撮影者:鈴木雅大 |
|
 |
|
 |
|
 |
撮影地:北海道 室蘭市 電信浜;撮影日:2012年5月20日;撮影者:鈴木雅大 |
|
 |
|
 |
撮影地:千葉県 銚子市 外川町;撮影日:2014年5月3日;撮影者:鈴木雅大 |
|
 |
押し葉標本(採集地:千葉県 銚子市 外川町;採集日:2005年1月8日;採集者:鈴木雅大) |
|
海産の被子植物で「海草」と呼ばれます。読みは「海藻」と同じ「カイソウ」であるため,藻類である海藻と間違われることがしばしばあり,またその逆もあります。両者を区別したいときは「海草」を「ウミクサ」と呼んでおり,著者も多くの場合「ウミクサ」を使っていますが,正式な読みではありません。余談ですが,海藻食品の表記については「海藻」の代わりに「海草」を使っても構わないそうで,これはかつて「藻」の字が印刷できなかったという事情があるそうです。海藻の専門家としては,ワカメやヒジキを「海草」と表記することには違和感があり,直すよう注意したこともありますが,事情を知ってからはケースバイケースで対応するようになりました。 |
|
 |
葉の横断面(1.0%コットンブルーで染色) |
|
葉上に着生する石灰質の紅藻シロモカサ(Pneophyllum fragile)を同定するため,横断切片を作製した時のものです。染色しない方が葉緑体がきれいに見えるので,スガモの切片としてはあまり良い出来ではありませんが,水生植物の特徴の一つである大きな空気間隙を見ることが出来ます。 |
|
参考文献 |
|
邑田 仁 監修.米倉浩司 著.2012. 日本維管束植物目録.379 pp. 北隆館,東京. |
|
米倉浩司・梶田忠 2003-.「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info(2011年1月31日閲覧). |
|
|
>写真で見る生物の系統と分類 >真核生物ドメイン >スーパーグループ アーケプラスチダ >緑色植物亜界 >有胚植物上門 >被子植物 >ユリ上目 >オモダカ目 |
|
「生きもの好きの語る自然誌」のトップに戻る |
|
© 2011 Masahiro Suzuki |