トウネズミモチ Ligustrum lucidum
 
作成者:鈴木雅大 作成日:2017年10月15日
 
トウネズミモチ(唐鼠黐)
Ligustrum lucidum Aiton, 1810
 
維管束植物門(Phylum Tracheophyta),種子植物亜門(Subphylum Spermatophytina),被子植物("Angiospermae"),モクレン綱(Class Magnoliopsida),キク上目(Superorder Asteranae),シソ目(Order Lamiales),モクセイ科(Family Oleaceae),オリーブ連(Tribe Oleeae),イボタノキ亜連(Subtribe Ligustrinae),イボタノキ属(Genus Ligustrum
 
新エングラー体系:被子植物門(Phylum Angiospermae),双子葉植物綱(Class Dicotyledoneae),合弁花植物亜綱(Subclass Sympetalae),モクセイ目(Order Oleales),モクセイ科(Family Oleaceae)
クロンキスト体系:被子植物門(Phylum Magnoliophyta),モクレン綱(Class Magnoliopsida),キク亜綱(Subclass Asteridae),ゴマノハグサ目(Order Scrophulariales),モクセイ科(Family Oleaceae)
 
トウネズミモチ Ligustrum lucidum
 
トウネズミモチ Ligustrum lucidum
撮影地:東京都 台東区 上野恩賜公園;撮影日:2013年5月25日;撮影者:鈴木雅大
 
トウネズミモチの果実
撮影地:東京都 江戸川区 臨海町 葛西臨海公園;撮影日:2014年11月30日;撮影者:鈴木雅大
 
中国中南部原産の外来種で,本州,四国,九州の暖温帯域で普通にみられます。ネズミモチ(Ligustrum japonicumの葉と花を大型にしたような外観をしています。鳥が実を食べ,糞をすることによって種子散布を行うため,至る所で芽生えや幼木が見られます。かつて著者が大学の花壇の手入れをしていた時,気が付くと本種が生えてきており,引っこ抜いたり,ノコギリで切ったりと手間をかけさせられた思い出があります。「またトウネズかよ…。」というのが口癖になるほどでした。この旺盛な繁殖力はやはり問題視されているようで,環境省及び農林水産省が作成した生態系被害防止外来種リストでは,「重点対策外来種」に選定されています。。
 
参考文献
 
邑田 仁 監修.米倉浩司 著.2012. 日本維管束植物目録.379 pp. 北隆館,東京.
 
米倉浩司・梶田忠 2003-.「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info(2017年10月15日閲覧).
 
 
写真で見る生物の系統と分類真核生物ドメインスーパーグループ アーケプラスチダ緑色植物亜界有胚植物上門被子植物キク上目シソ目モクセイ科オリーブ連
 
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