ヒロハノコトジ Chondrus elatus f. latus
 
作成者:鈴木雅大 作成日:2020年12月29日
 
ヒロハノコトジ(広葉の琴柱)
Chondrus elatus f. latus Okamura 1936: 656.
 
紅藻植物門(Phylum Rhodophyta),真正紅藻亜門(Subphylum Eurhodophytina),真正紅藻綱(Class Florideophyceae),マサゴシバリ亜綱(Subclass Rhodymeniophycidae),スギノリ目(Order Gigartinales),スギノリ科(Family Gigartinaceae),ツノマタ属(Genus Chondrus
 
その他の異名
  ヒラコトジ Chondrus sp. in 遠藤 1911: 601. Fig. 168.
 
Type locality:
Type specimen:
 
分類に関するメモ:コトジツノマタ(Chondrus elatusの品種です。岡村(1936)以外に掲載されていない品種です。
 
ヒロハノコトジ Chondrus elatus f. latus
撮影地:千葉県 銚子市 外川町 畳岩;撮影:2013年6月23日;撮影者:鈴木雅大
 
コトジツノマタ(Chondrus elatusの中には,しばしば上部で枝の幅が広くなるものが見られます。著者はコトジツノマタの形態変異の1型として区別していませんでしたが,岡村(1936)でf. latusの記載を見つけた時はなるほどと思いました。著者の経験則ではオオバツノマタ(C. giganteusウチワツノマタ(C. giganteus f. flabellatusのように,品種として区別するほどのものではないように思えますが,遺伝子解析はしていないので,ヒロハノコトジを区別出来るかどうか,現時点では分かりません。
 
参考文献
 
Guiry, M.D. and Guiry, G.M. 2024. AlgaeBase. World-wide electronic publication, National University of Ireland, Galway. https://www.algaebase.org; searched on 30 June 2024.
 
岡村金太郎 1936. 日本海藻誌.964 pp. 内田老鶴圃,東京.
 
遠藤吉三郎 1911. 海産植物学.748 pp. 博文館,東京.
 
 
日本産海藻リスト紅藻植物門真正紅藻亜門真正紅藻綱マサゴシバリ亜綱スギノリ目スギノリ科ツノマタ属ヒロハノコトジ
 
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