葉の乾燥

乾燥に使う道具

1. 新聞紙又は吸水紙
写真準備中  
新聞紙   吸水紙
新聞紙ならば一冊の新聞紙を1枚ずつバラしたものを使います。吸水紙は押し葉作り専用の道具で,その名の通り水を吸水するための紙です。新聞紙と違って再利用出来るので便利です。
     
2. 段ボール板
 
通風乾燥や温風乾燥に必要です。A3よりもやや大きいサイズが良いです。著者は,持ち運びや収納が容易なように黄色いコンテナに丁度入る大きさに切って使っています(左図)。段ボール板はなるべく厚くて頑丈なものが良いです(右図上)。薄くて段ボール板の横の穴が潰れているようなものは,避けましょう(右図下)。電化製品やパソコン,プリンターなどを入れた段ボール箱がお勧めです。
     

乾燥の準備

 
1. 段ボール板を乗せます。   2. 吸水紙を乗せます。
     
 
3. 葉を挟んだ新聞紙を乗せます。   4. 吸水紙を乗せます。
 
5. 段ボール板を乗せます。   6. 中板(厚さ3 mm程のベニヤ板)を乗せます。
 
段ボール板→吸水紙→台紙→吸水紙→段ボール板…の順に重ねていきます。   7. 圧板(厚さ1 cmほどのベニヤ板)を乗せます。
   
8. ゴムひもでしっかりと縛ります。    
     

通風乾燥

扇風機で風を送ります。段ボール板の側面に開いた穴を風を通すことによって,吸水紙(新聞紙)が吸い取った水気を乾かします。この方法を「通風乾燥」といいます。藻類や水草の標本作製に用いられている方法です。空気の乾燥状態や木の種類にもよりますが,常緑樹なら1週間,落葉樹なら3~5日位で乾きます。
 

扇風機で風を送ります   段ボール板の側面には穴が開いています
   
乾燥した葉    
     

温風乾燥

陸上植物の標本乾燥器と同じく,温風を送って乾かします。小形の温風ヒーターを使って葉を乾かします。通風乾燥よりも短い時間で葉を乾かすことが可能です。ただし,真ん中に熱が貯まりやすく,葉が部分的に変色する危険性や,木の種類によっては極端に色が悪くなることがあります。たくさんの葉を短期間で乾燥出来る方法ですが,習熟が必要です。
 
コンクリートブロックを矩形(くけい)に組みます   温風ヒーターで風を送ります
 
温風乾燥によって乾かしたタブノキの葉。左の2枚は上手に乾燥出来ていますが,右の2枚は熱で変色してしまっています。
 

雑誌を使って乾燥する

 標本乾燥器が無い場合は,新聞紙に挟み,毎日新聞紙を交換して乾かすのが通例です。もちろんそれで問題無いのですが,大量に葉を用意する必要が無ければ,雑誌を使って乾燥する方法がお勧めです。児童・生徒が自分たちで採集・乾燥する時は,この方法が便利でしょう。雑誌は少年誌が厚さ,水の吸いやすさ共に優れています。一冊でかなりの種類,枚数を乾燥出来ます。
     
  写真準備中
1. 雑誌に葉を重ならないように並べます   2. 約10 kgの重石を乗せます
     
  写真準備中

3. 1日経ったら,葉を挟むページを変えます

  4. 1週間程度で乾きます
     

「B5版樹木押し葉の作り方」のトップに戻る

「植物を用いた実験・観察」のトップに戻る

「生きもの好きの語る自然誌」のトップに戻る