キマダラカメムシ Erthesina fullo
 
作成者:鈴木雅大 作成日:2018年4月7日(2023年7月29日更新)
 
キマダラカメムシ(黄斑亀虫)
Erthesina fullo (Thunberg, 1783)
 
動物界(Kingdom Animalia),左右相称動物亜界(Subkingdom Bilateralia),旧口動物(前口動物)下界(Infrakingdom Protostomia),脱皮動物上門(Superphylum Ecdysozoa),節足動物門(Phylum Arthropoda),六脚亜門(Subphyllum Hexapoda),昆虫綱(Class Insecta),有翅亜綱(Subclass Pterygota),新翅下綱(Infraclass Neoptera),準新翅上目(Superorder Paraneoptera),カメムシ(半翅)目(Order Hemiptera),カメムシ亜目(Suborder Heteroptera),カメムシ下目(Infraorder Pentatomomorpha),カメムシ上科(Superfamily Pentatomoidea),カメムシ科(Family Pentatomidae),カメムシ亜科(Subfamily Pentatominae),エルテシナ属(Genus Erthesina
 
キマダラカメムシ Erthesina fullo
 
キマダラカメムシ Erthesina fullo
撮影地:兵庫県 神戸市 灘区 六甲台町;撮影日:2018年3月6日;撮影者:鈴木雅大
 
キマダラカメムシ Erthesina fullo
 
撮影地:兵庫県 神戸市 灘区 六甲台町;撮影日:2018年10月18日;撮影者:鈴木雅大
 
台湾~東南アジアを原産地とする外来種です。1770年代に長崎県の出島で採集されたサンプルを基に記載された種類で,出島が最初の侵入地らしいです。情報不足なので定かではありませんが,南西諸島には自然分布していてもおかしくはないかもしれません。記載地である長崎県では記載後約150年間確認されなかったのですが,2000年代に入ってから,国内で分布を拡大しており,兵庫県では2008年に初めて確認されたそうです(植田 2018)。急激に分布を拡大というところがいかにも外来種的ですが,もし南西諸島に自然分布しているのであれば,国内移入種という扱いになるでしょう。
 
幼虫
 
キマダラカメムシの幼虫
撮影地:千葉県 柏市 中原ふれあい防災公園;撮影日:2023年7月25日;撮影者:鈴木雅大
 
 
参考文献
 
永幡嘉之 文・写真.奥山清市 写真.2017. くらべてわかる昆虫.143 pp. 山と渓谷社,東京.
 
植田義輔 2018. 兵庫県におけるキマダラカメムシの分布-文献記録と「NPO法人こどもとむしの会」メーリングリストに寄せられた確認情報(2013年)のまとめ及び現在の分布状況の推測-.きべりはむし 40 (2): 15-19.
 
 
写真で見る生物の系統と分類真核生物ドメインスーパーグループ オピストコンタ動物界脱皮動物上門節足動物門昆虫綱カメムシ(半翅)目カメムシ亜目カメムシ下目
 
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