ウミケムシ Chloeia flava
作成者:鈴木雅大 作成日:2014年2月8日(2018年5月19日更新)
 
ウミケムシ(海毛虫)
Chloeia flava (Pallas, 1766)
 
動物界(Kingdom Animalia),左右相称動物亜界(Subkingdom Bilateralia),旧口動物(前口動物)下界(Infrakingdom Protostomia),冠輪動物上門(Superphylum Lophotrochozoa),環形動物門(Phylum Annelida),多毛綱(Class Polychaeta),遊在亜綱(Subclass Errantia),ウミケムシ目(Order Amphinomida),ウミケムシ科(Family Amphinomidae),ウミケムシ属(Genus Chloeia
 
ウミケムシ Chloeia flava
撮影地:神奈川県 三浦市 三崎町 小網代 東京大学三崎臨海実験所;撮影日:2014年5月18日;撮影者:鈴木雅大
 
毛虫の名前の通り,剛毛に毒があります。夜行性のため磯採集で見かけることは少ないのですが,夜に岸壁でライトトラップを仕掛けると集まってきます。夜釣りの外道として釣れるようで,港に行くと本種の干からびた死骸が散在していることがあります。毒が残っている可能性があるので死骸であっても触らない方が良いでしょう。
 
ウミケムシ Chloeia flava
 
ウミケムシ Chloeia flava
 
撮影地:兵庫県 洲本市 由良(淡路島);撮影日:2018年5月15日;撮影者:鈴木雅大
 
干潮時に岸壁にいたウミケムシです。釣り人が捨てていったのかと思いましたが,どうやら潮が引いて取り残されたようです。海まで数十センチメートルの距離しかないのですが,陸上を移動するのは難しいらしくほとんど動けずにおりました。この日差しでは干からびてしまうのではと思いましたが,触るのはためらわれたためそのままにして立ち去りました。
 
参考文献
 
赤坂甲治 監修. 2015. 海の観察ガイド 三崎の砂泥の動物 [I]. 155 pp. 東京大学大学院理学系研究科附属三崎臨海実験所,神奈川.
 
NPO法人 武蔵野自然塾 編.2017. 危険生物ファーストエイドハンドブック 海編.96 pp. 文一総合出版,東京.
 
奥谷喬司 編著. 1994. 海辺の生きもの. 367 pp. 山と渓谷社,東京.
 
Read, G.; Fauchald, K. 2013. Chloeia flava (Pallas, 1766). In: Read, G.; Fauchald, K. (Ed.) (2013) World Polychaeta database. Accessed through: World Register of Marine Species at http://www.marinespecies.org/aphia.php?p=taxdetails&id=209687 on 2014-02-08.
 
篠永 哲・野口玉雄 2013. フィールドベスト図鑑 vol.17. 危険・有毒生物.256 pp. 学研教育出版,東京.
 
鈴木孝男・木村昭一・木村妙子・森 敬介・多留聖典 2014. 干潟ベントスフィールド図鑑 第2版. 257 pp. 日本国際湿地保全連合,東京.
 

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