センニンソウ Clematis terniflora

作成者：鈴木雅大　作成日：2015年9月4日

センニンソウ（仙人草）

Clematis terniflora De Candolle, 1817

維管束植物門（Phylum Tracheophyta），種子植物亜門（Subphylum Spermatophytina），被子植物（"Angiospermae"），モクレン綱（Class Magnoliopsida），キンポウゲ上目（Superorder Ranunculanae)，キンポウゲ目（Order Ranunculales），キンポウゲ科（Family Ranunculaceae），キンポウゲ亜科（Subfamily Ranunculoideae），イチリンソウ連（Tribe Anemoneae），センニンソウ（クレマチス）属（Genus Clematis）

新エングラー体系：被子植物門（Phylum Angiospermae），双子葉植物綱（Class Dicotyledoneae），古生花被植物亜綱（Subclass Archichlamydeae），キンポウゲ目（Order Ranunculales），キンポウゲ科（Family Ranunculaceae）

クロンキスト体系：被子植物門（Phylum Magnoliophyta），モクレン綱（Class Magnoliopsida），モクレン亜綱（Subclass Magnoliidae），キンポウゲ目（Order Ranunculales），キンポウゲ科（Family Ranunculaceae）

撮影地：千葉県 柏市 豊四季；撮影日：2011年9月2日；撮影者：鈴木雅大

撮影地：茨城県 つくば市 天久保；撮影日：2010年9月22日；撮影者：鈴木雅大

撮影地：岩手県 下閉伊郡 山田町 小谷鳥；撮影日：2014年8月30日；撮影者：鈴木雅大

撮影地：兵庫県 淡路市 岩屋（淡路島）；撮影日：2015年7月30日；撮影者：鈴木雅大

撮影地：岩手県 下閉伊郡 山田町 船越；撮影日：2010年12月20日；撮影者：鈴木雅大

本種は，植物の真正中心柱及び開放維管束の組織を観察するのに最も適した材料の一つです（→ センニンソウの茎の観察）。著者は，大学生や高校生を対象とした植物組織の観察において，本種を必ず用いています。しかし，本種には1点だけ大きな問題があります。それは本種が毒草ということです。茎から出る汁が皮膚に付くと水疱やかぶれなどの皮膚炎を起こすことがあります。著者は，割とかぶれにくい体質のせいか，これまで異常が出たことはないのですが，様々な事例を見る限り，それなりに危険な植物のようです。以後，本種を扱う時は，学生・生徒に手袋をさせるか，著者が作った切片を渡すようにしています。

参考文献

邑田 仁 監修．米倉浩司 著．2012. 日本維管束植物目録．379 pp. 北隆館，東京．

佐竹元吉 監修．2012．フィールドベスト図鑑 vol.16. 日本の有毒植物．232 pp. 学研教育出版，東京．

米倉浩司・梶田忠 2003-「BG Plants 和名－学名インデックス」（YList），http://ylist.info（2015年9月4日閲覧）.

＞写真で見る生物の系統と分類 ＞真核生物ドメイン ＞スーパーグループ アーケプラスチダ ＞緑色植物亜界 ＞有胚植物上門 ＞被子植物 ＞キンポウゲ目 ＞キンポウゲ科 ＞イチリンソウ連

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