Gracilariopsis longissima |
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作成者:鈴木雅大 作成日:2021年1月11日 |
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Gracilariopsis longissima (S.G.Gmelin) Steentoft, L.M.Irvine & Farnham 1995: 117. |
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紅藻植物門(Phylum Rhodophyta),真正紅藻亜門(Subphylum Eurhodophytina),真正紅藻綱(Class Florideophyceae),マサゴシバリ亜綱(Subclass Rhodymeniophycidae),オゴノリ目(Order Gracilariales),オゴノリ科(Family Gracilariaceae),ツルシラモ属(Genus Gracilariopsis) |
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掲載情報 |
Titlyanova et al. 2014: 40; Titlyanov et al. 2019: Table S2. |
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Type locality: England, UK |
Type specimen: |
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分類に関するメモ:Gracilariopsis longissimaは,主に大西洋に分布している種類です。日本産としてはTitlyanov et al. (2019) が,熊本県天草から報告しました。これまで行われた遺伝子解析では,北太平洋西岸においてGp. longissimaに相当するサンプルは見つかっておらず,ツルシラモ属(Gracilariopsis)の1種であるならば,ツルシラモ(Gp. chorda)かGp. chiangiiと考えられます。文献上では,Titlyanova et al. (2014)が中国で報告している他,現在Gp. longissimaの異名同種(シノニム)とされているGracilaria verrucosaがロシア,中国,韓国で報告されたことが何度かありますが,北太平洋西岸で報告されてきた"G. verrucosa"はオゴノリ(Gracilaria vermiculophylla)であると考えられています(山本 1998)。明確な根拠はありませんが,"G. verrucosa"がオゴノリであることを知らない研究者が,過去の報告を基に"G. verrucosa"をGp. longissimaとして報告している可能性があるかもしれません。いずれにしても,Titlyanov et al. (2019) はリストに名前を挙げているだけで同定の根拠が不明のため,本サイトでは,Gp. longissimaを日本産種から除外しました。 |
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参考文献 |
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>日本産海藻リスト >リストの編集ルール >リストから除外した種類(紅藻) >Gracilariopsis longissima |
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