日本産海藻リストから除外した種類

   
以下は,漂着例のみで自生が確認されていない,化石種として記載され,現生種は知られていない,リストに名前があるのみで同定の根拠が不明,実体を明らかにするのが困難などの理由により,日本産海藻リストから除外した種類です。
 
リストから除外した種類(紅藻)
 
Amphiroa ryukyuensis Ishijima
  Ishijima (1938) が沖縄県から記載した化石種です。現生種ではないため,日本産種から除外しました。
Acrochaetium chaetomorphae (Tak.Tanaka & P.H.Hô) Heerebout
  Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Acrochaetium colaconemoides P.H.Hô
  Titlyanov et al. (2019)が熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Acrochaetium subseriatum Børgesen
  Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Agissea inamoena (Hudson) L.Newton
  Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Ahnfeltiopsis pygmaea (J.Agardh) P.C.Silva & De Cew
Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Antithamnion pectinatum (Montagne) Brauner [詳細情報]
Titlyanov et al. (2016, 2024)が与那国島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Antithamnionella longicellulata (E.Y.Dawson) E.M.Wollaston [詳細情報]
Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草から報告しました。日本新産種として写真を掲載していますが,形態的特徴など,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Bangiopsis dumontioides (P.Crouan & H.Crouan) Krishnmurth [詳細情報]
  Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Botryocladia pyriformis (Børgesen) Kylin
Titlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Ceramium cingulatum Weber-van Bosse [詳細情報]
  Titlyanov et al. (2016, 2024)が与那国島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Ceramium maryae Weber-van Bosse
Hata et al. (2002)とTitlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底島と伊江島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Ceramium vagans P.C.Silva [詳細情報]
  Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Ceratodictyon scoparium (Montagne & Millardet) R.E.Norris
Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Champia vieillardii Kützing [詳細情報]
  田中(1967)が宮崎県から,Titlyanov et al. (2016, 2024)が沖縄本島と与那国島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
セイロンソゾ Chondrophycus ceylanicus (J.Agardh) M.J.Wynne, Serio, Cormaci & G.Furnari
  八木 (1939) が"Laurencia ceylanica"として瀬戸内海で報告しましたが,リストに名前を挙げているだけで,以後日本での報告はなく,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Chondria littoralis Harvey
  八木 (1939) が瀬戸内海で報告しましたが,同定については「?」としています。以後日本での報告はなく,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Chondria minutula Weber-van Bosse
  Titlyanov et al. (2016, 2019, 2024)が与那国島,沖縄本島,熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Chondrophycus articulatus (C.K.Tseng) K.W.Nam
Titlyanov et al. (2024)が沖縄本島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Chondrus punctatus Suringar [詳細情報]
  Textorが日本で採集したサンプルを基にSuringar (1867) が記載した種類です。現在のところ,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Colaconema gracile (Børgesen) Ateweberhan & Prud'homme [詳細情報]
  Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Corallina elliptica Ishijima
  Ishijima (1932) が記載した化石種です。現生種ではないため,日本産種から除外しました。
Cryptopleura ramosa (Hudson) L.Newton
  Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Dermatolithon megacrustum (Johnson & Ferris) Ishijima
Ishijima (1938) が北大東島から報告した化石種です。現生種ではないため,日本産種から除外しました。
ナンカイヒビロード Dudresnaya hawaiiensis R.K.S. Lee [詳細情報]
  吉﨑(1993)は,Dudresnaya hawaiiensisが八丈島に生育すると述べており,ナンカイヒビロードという和名を付けています。標本や記載が無いため,日本産種から除外しました。
Gayliella transversalis (Collins & Hervey) T.O.Cho & Fredericq
Titlyanov et al. (2024)が沖縄本島と西表島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Gelidium pusillum var. cylindricum W.R.Taylor [詳細情報]
Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草と沖縄本島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Gelidium pusillum var. pacificum W.R.Taylor [詳細情報]
Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草と沖縄本島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Gigartina punctata var. flabelliformis Hariot [詳細情報]
  Hariot (1891)が神奈川県横須賀から記載した種類です。現在のところ,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Gracilaria canaliculata Sonder
Titlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底と西表島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Gracilaria rhodymenioides A.Millar [詳細情報]
Ng et al. (2014)が"Gracilaria sp."として公開した沖縄県備瀬産のrbcL遺伝子の配列(KC209056)は,Muangmai et al. (2014) が"G. rhodymenioides"として公開したタイ産の配列データ(KF854302, KF854303)と近似し,同一種の可能性が示唆されました。両論文共に形態や標本,同定について触れられていない他,G. rhodymenioidesのタイプ産地はオーストラリアであることから,沖縄県産の"Gracilaria sp."をG. rhodymenioidesと判断することが出来ず,日本産種から除外しました。
トゲイツツギヌ Gracilaria spinulosa (Okamura) C.F.Chang & B.M.Xia [詳細情報]
八木(1961, 1964)が愛媛県宇和島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Gracilariopsis longissima (S.G.Gmelin) Steentoft, L.M.Irvine & Farnham [詳細情報]
Titlyanov et al. (2019)が熊本県天草で報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類です。Gracilaria verrucosa (現Gp. longissima)のことを指している可能性がありますが,北太平洋西岸で"G. verrucosa"と呼ばれていた種は,オゴノリ(Gracilaria vermiculophylla)に相当します。Titlyanov et al. (2019)は,Gp. longissimaとは別にオゴノリも掲載しているので,Titlyanov et al. (2019)が"Gp. longissima"としている種の実体は不明です。いずれにしてもリストに名前を挙げているだけで同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Grateloupia acutiuscula Grunow [詳細情報]
Holmes (1896) が日本産サンプル(産地不明)を基に記載した種類です。現在のところ,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Grateloupia gelatinosa Grunow [詳細情報]
Holmes (1896)が神奈川県江ノ島から記載しました。現在のところ,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Grateloupia japonica Grunow [詳細情報]
  Holmes (1896) が日本産サンプル(産地不明)を基に記載した種類です。現在のところ,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Griffithsia metcalfii C.K.Tseng
  Titlyanov et al. (2016, 2019, 2024)が与那国島,沖縄本島,熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Gymnogongrus griffithsiae (Turner) Martius
Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Halymenia formosa Harvey ex Kützing [詳細情報]
  Titlyanov et al. (2016)が与那国島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Herposiphonia delicatula Hollenberg
  Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草,沖縄本島,西表島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Herposiphonia obscura Hollenberg
Hata et al. (2002), Hata & Kato (2003)が沖縄県瀬底島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Herposiphonia secunda (C.Agardh) Ambronn [詳細情報]
  Titlyanov et al. (2016)が与那国島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Heterosiphonia crispella (C.Agardh) M.J.Wynne
  Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草,沖縄本島,宮古島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Hydrolithon boreale (Foslie) Y.M. Chamberlain
Titlyanov et al. (2016, 2019, 2024)が与那国島と熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Hypnea valentiae (Turner) Montagne [詳細情報]
  Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草,沖縄本島などから報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Hypoglossum attenuatum N.L.Gardner
Titlyanov et al. (2016, 2019)が与那国島と熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
ヒレベニハノリ Hypoglossum sorsile Yamada nom. nud. [裸名] [詳細情報]
  八木 (1961, 1964) に記述があります。故山田幸男博士の文献全てを精査したわけではありませんが,原記載となる文献が見つからないことから,裸名(nomen nudum)と考えられます。以後,報告がなく,標本などの情報もないため,日本産種から除外しました。
Jania longiarthra E.Y.Dawson
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄本島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Laurencia decumbens Kützing
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄本島,西表島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Laurencia galtsoffii M.Howe
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄本島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Laurencia virgata (C.Agardh) J.Agardh
  Harvey (1857), Martens (1868)が函館で報告しました。Laurencia virgata(現 Laurencia glomerata)はオーストラリアや南アフリカに分布している種類で,これまで日本で報告されたことはなく,別種の可能性が高いと考えられます。実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Lithophyllum incrustans Philippi
  岡村(1902, 1936)などに掲載された種ですが,エゾイシゴロモ(Lithophyllum yessoense)に含まれることが示唆されており,馬場・加藤(2023)は,日本産種から除外しました。
Lithophyllum racemus (Lamarck) Foslie
  岡村(1902, 1936)などに掲載された種ですが,日本産と認められる標本が見つからないことから,馬場・加藤(2023)は,日本産種から除外しました。
Lithoporella quadratica Ishijima
Ishijima (1933) が静岡県から記載した化石種です。現生種ではないため,日本産種から除外しました。
イシモ Lithothamnion laeve f. tenue (Kjellman) Foslie [詳細情報]
岡村(1902)が報告した種ですが,日本産と認められる標本の所在を特定出来ないことから,馬場・加藤(2023)は,イシモを日本産種から除外しました。
アッケシオコシ Lithothamnion obtectulum (Foslie) Foslie [詳細情報]
岡村(1902)が報告した種ですが,日本産と認められる標本の所在を特定出来ないことから,馬場・加藤(2023)は,アッケシオコシを日本産種から除外しました。
Lithothamnion siamense (Foslie) Foslie [詳細情報]
  岡村(1916)が報告した種ですが,日本産種の実体が明らかでないことから,馬場・加藤(2023)は,日本産種から除外しました。
Lomentaria corallicola Børgesen
Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草,沖縄本島,与那国島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Lophosiphonia cristata Falkenberg
  Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Melanothamnus delicatulus (Hollenberg) Huisman
Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草と沖縄本島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Melanothamnus pseudovillum (Hollenberg) Díaz-Tapia & Maggs
Titlyanov et al. (2019)が熊本県天草から報告しました。日本新産種として写真を掲載していますが,形態的特徴など,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Melobesia membranacea (Foslie) Foslie [詳細情報]
岡村(1916)などに報告がありますが,M. membranaceaに該当する標本が確認出来ないことから,馬場・加藤(2023)は,M. membranaceaを日本産種から除外しました。
Mesophyllum yabei Ishijima
Ishijima (1942) が神奈川県から記載した化石種です。現生種ではないため,日本産種から除外しました。
イボイシモ Neogoniolithon mamillare (Harvey) Setchell & L.R.Mason [詳細情報]
Yendo (1902)はGoniolithon mamillare(現N. mamillare)を北海道から報告しました。日本産と認められる標本が見つからないことから,馬場・加藤(2023)は,G. mamillareを日本産種から除外しました。
Neogoniolithon propinquum (Harvey) Foslie [詳細情報]
Yendo (1902)はGoniolithon propinquum(現N. propinquum)を宮崎県から報告しました。馬場・加藤(2023)は,Yendo (1902)が引用したと考えられる標本が,G. propinquumではなくイシノミ(N. setchellii)であったことから,G. propinquumを日本産種から除外しました。
Neoizziella divaricata (C.K.Tseng) Showe M.Lin, S.Y.Yang & Huisman [詳細情報]
  大葉(1995)が"Liagora divaricata"として沖縄県阿嘉島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Nitophyllum adhaerens M.J.Wynne
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄本島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Palisada concreta (A.B.Cribb) K.W.Nam
  Titlyanov et al. (2016, 2024)が宮古島と与那国島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Parviphycus adnatus (E.Y.Dawson) Santelices
  Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草,沖縄県瀬底島,与那国島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Peyssonnelia boergesenii Weber-van Bosse
Titlyanov et al. (2024)が沖縄本島などから報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Peyssonnelia obscura Weber-van Bosse [詳細情報]
大葉(1995)が沖縄県阿嘉島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Phyllophora japonica Yendo [詳細情報]
Yendo (1920) が鹿児島県甑島から記載しました。現在のところ,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Phymatolithon polymorphum Foslie [詳細情報]
  岡村(1916)などに報告がありますが,P. polymorphumに該当する標本が確認出来ないことから,馬場・加藤(2023)は,P. polymorphumを日本産種から除外しました。
Pleonosporium borreri (Smith) Nägeli
Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草と沖縄本島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
オオイトグサ Polysiphonia brodiei (Dillwyn) Sprengel [詳細情報]
  Segi (1951) が,遠藤吉三郎博士が北海道忍路で採集した標本を基に報告しました。現在のところ,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Polysiphonia coacta C.K.Tseng
  Hata et al. (2002), Hata & Kato (2003)が沖縄県瀬底島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Polysiphonia denudata (Dillwyn) Greville ex Harvey
  八木 (1939) が"Polysiphonia variegata"として瀬戸内海から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Polysiphonia sphaerospora Børgesen
  Titlyanov et al. (2019)が熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Polysiphonia subtilissima Montagne
  Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草,沖縄本島などから報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Polysiphonia villum J.Agardh
  Titlyanov et al. (2016, 2019, 2024)が与那国島,沖縄本島,熊本県天草などから報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,表に名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Prionitis australis (J.Agardh) J.Agardh
  Yendo (1916) が伊豆,相模,志摩から報告しましたが,同定は疑わしいとしています。岡村(1936)は,Carpopeltis属であると指摘しています。実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Tiffaniella saccorhiza (Setchell & N.L.Gardner) Doty & Meñez
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄県伊江島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Tolypiocladia condensata (Weber-van Bosse) P.C.Silva
  Titlyanov et al. (2024)が西表島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Tricleocarpa fastigiata (Decaisne) Huisman, G.H.Boo & S.M.Boo
  Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草と沖縄本島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Womersleyella setacea (Hollenberg) R.E.Norris
  Hata et al. (2002) が沖縄県瀬底島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
 
リストから除外した種類(緑藻)
 
Acrochaete geniculata (N.L.Gardner) O'Kelly
  Titlyanov et al. (2019)が熊本県天草から報告しました。日本新産種として写真を掲載していますが,形態的特徴など,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Boodlea struveoides M.Howe
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Bryopsis australis Sonder
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Caulerpa cupressoides var. serrata (Kützing) Weber-van Bosse
  Titlyanov et al. (2024)が石垣島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い変種ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Caulerpa serrulata f. spiralis (Weber-van Bosse) W.J.Gilbert
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底と石垣島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い品種ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Chaetomorpha javanica Kützing
Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草,西表島,与那国島から報告しました。日本新産種として写真を掲載していますが,形態的特徴など,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Chaetomorpha minima Collins & Hervey
  Titlyanov et al. (2016, 2019, 2024)が与那国島と熊本県天草から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Chlorochytrium cohnii (Decaisne) Huisman, G.H.Boo & S.M.Boo
Titlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
マガイツヤナシシオグサ Cladophora rupestris (Linnaeus) Kützing
  Hoek & Chihara (2000) によると,日本産と認められる標本がないことから,日本産種から除外しました。
Cladophoropsis membranacea (Bang ex C.Agardh) Børgesen
  Titlyanov et al. (2016, 2019, 2024)が与那国島,熊本県天草などから報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Codium geppiorum O.C.Schmidt
  Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草と宮古島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Halicystis pyriformis Levring
  Titlyanov et al. (2016)が与那国島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Halimeda macrophysa Askenasy
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Parvocaulis pusillus (M.Howe) S.Berger, Fettweiss, Gleissberg, L.B.Liddle, U.Richter, Sawitzky & Zuccarello
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底と西表島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Penicillus sibogae A.Gepp & E.S.Gepp
  Hata et al. (2002), Hata & Kato (2003), Titlyanov et al. (2024)が沖縄本島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Phycoseris gigantea var. perforata Kützing
Phycoseris lapathifolia Kützing
Phycoseris lobata Kützing
  Martens (1868) が横浜,横須賀,長崎などで報告しています。これらの種はいずれもアオサ属(Ulva)の1種と考えられますが,これまで日本で報告されたことはなく,Martens (1868) の記述から種を判断することもできないため,日本産種から除外しました。
Siphonogramen abbreviatum (W.J.Gilbert) I.A.Abbott & Huisman
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Ulva chaetomorphoides (Børgesen) H.S.Hayden, Blomster, Maggs, P.C.Silva, Stanhope & Waaland
Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草と西表島から報告しました。日本新産種として写真を掲載していますが,形態的特徴など,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Ulva lactuca var. lacinulata (Kützing) W.R.Taylor
  大葉(1995)が"Ulva lactuca f. lacinulata"として沖縄県阿嘉島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Ulva ralfsii (Harvey) Le Jolis
  Titlyanov et al. (2019, 2024)が熊本県天草,沖縄本島などから報告しました。日本新産種として写真を掲載していますが,形態的特徴など,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Ulva simplex (K.L.Vinogradova) H.S.Hayden, Blomster, Maggs, P.C.Silva, Stanhope & Waaland
  Ogawa et al. (2013) は福井県三方五湖,南川,茨城県涸沼で"Ulva simplex"を採集,報告しました。Hiraoka et al. (2017) は,Ogawa et al. (2013) が報告した"U. simplex"は,U. simplexとは別種であるとして"Ulva simplex sensu Ogawa et al."としました。その後,Cui et al. (2018) はU. simplexをスジアオノリ(U. prolifera)の異名(シノニム)としています。"Ulva simplex sensu Ogawa et al."は,U. simplexとは別種と考えられるものの,現時点では種の判断が付かないため,日本産種から除外しました。
Ulvella geniculata (N.L.Gardner) R.Nielsen, O'Kelly & Wysor
  Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草と沖縄本島などから報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Ulvella repens (Pringsheim) R.Nielsen, O'Kelly & Wysor
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Ulvella viridis (Reinke) R.Nielsen, O'Kelly & Wysor
  Titlyanov et al. (2016, 2024)が熊本県天草,沖縄本島,与那国島などから報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Uronema marinum Womersley
  Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草と沖縄本島などから報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
 
リストから除外した種類(褐藻)
 
Castraltia salicornioides A.Richard
  Martens (1868) が横浜で報告しました。Castraltia salicornoides(現Scaberia agardhii)はオーストラリアに分布している種類で,これまで日本で報告されたことはなく,別種の可能性が高いと考えられます。実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Chilionema ocellatum (Kützing) Kornmann
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Cladosiphon erythraeus J.Agardh
Martens (1868) が長崎で報告しました。Cladosiphon erythraeusNemacystus erythraeusの異名同種(シノニム)ですが,N. erythraeusがこれまで日本で報告されたことはなく,モズク(N. decipiens)かそれに近い仲間と考えられますが,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Dictyopteris camiguinensis Tak.Tanaka [詳細情報]
  大葉(1995)が沖縄県阿嘉島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Dictyota anastomosans nom. nud. [裸名]
Steen et al. (2015)は,リストに"Dictyota anastomosans"という名前を挙げ,南日本(Vieira et al. 2021によると高知県久礼と考えられます)に分布することを報じています。Dictyota anastomosansという名前で記載された種はなく,Steen et al. (2015) においても記載はないため,裸名(nomen nudum)と考えられます。裸名であることに加え,名前と分布を挙げているだけで,実体不明のため,日本産種から除外しました。
ヒメフクリン Dilophus radicans Okamura [詳細情報]
  Fan (1953) によると,ヒメフクリン(Dilophus radicans)はウミウチワ属(Padina)にみられるVaughaniella-stageと考えられるため,日本産海藻リストから除外しました。
Haplosiphon filiformis Ruprecht
  Martens (1868) が長崎で報告しました。Haplosiphon filiformisはイトマツモ(Analipus filiformis)の異名同種(シノニム)ですが,Martens (1868) が報告した"H. filiformis"はツルモ属(Chorda)の1種と考えられます。分布域からツルモ(Chorda asiatica)と考えられますが,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Hincksia conifera (Børgesen) I.A.Abbott
  Titlyanov et al. (2024)が熊本県天草と西表島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Myrionema strangulans Greville
Titlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底と西表島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
ブルウキモ Nereocystis luetkeana (K.Mertens) Postels & Ruprecht [詳細情報]
  Nereocystis luetkeanaは,北海道や岩手県に漂着したことがあり(岡村 1929, 1931, 時田 1939, 1962,川嶋 1986など),「ブルウキモ」と名付けられています。北アメリカ大陸西部に分布し,日本での自生は確認されていないため,日本産種から除外しました。
Sargassum acinarium C.Agardh nom. illeg. [非合法名]
  Martens (1868) が日本(産地不明)で報告しました。岡村(1936)は,S. fuliginosumの誤用としています。実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Sargassum feldmannii P.H.Hô
  Titlyanov et al. (2024)が沖縄県瀬底から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Sargassum fuliginosum Kützing
  Martens (1868) が長崎で報告しました。Yendo (1907) によるとフシスジモク(Sargassum confusum)と考えられますが,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
Sargassum japonicum Sonder
  Grunow (1916 p.16) に日本(産地不明)として掲載されています。初出が分からないため本リストへの掲載は保留しました。仮にGrunow (1916) が初出ならば,S. japonicum (G. Martens) Kuntze (1880) (オオバモク S. ringgoldianumの異名)の後続同名(later homonym)となるため,国際藻類・菌類・植物命名規約(ICN)において非合法名(illegitimate name)となります。
Sargassum subrepandum (Forsskål) C.Agardh
  Martens (1868) が長崎で報告しました。Yendo (1907) によると別種と考えられますが,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
ヒラエモク Sargassum swartzii C.Agardh
  大葉(1995)が沖縄県阿嘉島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Sphacelaria novae-holandiae Sonder
  Titlyanov et al. (2016, 2019, 2024)が沖縄本島,与那国島,熊本県天草などから報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Turbinaria condensata Sonder
  大葉(1995)が沖縄県阿嘉島から報告しました。これまで日本で報告されたことの無い種類ですが,リストに名前を挙げているだけで,同定の根拠が不明のため,日本産種から除外しました。
Zonaria durvillei (Bory) Kützing
  Martens (1868) が横浜と長崎で報告しました。Zonaria durvilleiPadina durvilleiの異名同種(シノニム)ですが,P. durvilleiがこれまで日本で報告されたことはなく,分布域からウミウチワ(P. arborescens)と考えられますが,実体を明らかにするのは困難と考えられるため,日本産種から除外しました。
 
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