セトウチフジマツモ Neorhodomela enomotoi
 
作成者:鈴木雅大 作成日:2021年4月18日
 
セトウチフジマツモ(瀬戸内藤松藻)
Neorhodomela enomotoi Masuda & Kogame 1998: 29-37. Figs 1-20.
 
紅藻植物門(Phylum Rhodophyta),真正紅藻亜門(Subphylum Eurhodophytina),真正紅藻綱(Class Florideophyceae),マサゴシバリ亜綱(Subclass Rhodymeniophycidae),イギス目(Order Ceramiales),フジマツモ科(Family Rhodomelaceae),フジマツモ連(Tribe Rhodomeleae),フジマツモ属(Genus Neorhodomela
 
* 吉田ら(2015)「日本産海藻目録(2015年改訂版)」における分類体系:紅藻綱(Class Rhodophyceae),イギス目(Order Ceramiales),フジマツモ科(Family Rhodomelaceae),フジマツモ属(Genus Neorhodomela
 
Type locality: 香川県 三豊市 粟島
Holotype specimen: SAP 062696 (北海道大学大学院理学研究科植物標本庫)
 
セトウチフジマツモ Neorhodomela enomotoi
 
セトウチフジマツモ Neorhodomela enomotoi
撮影地:香川県 高松市 庵治町 竹居観音岬;撮影日:2021年4月15日;撮影者:鈴木雅大
 
香川県 竹居観音岬でスノーケリングをしていた時に見つけたものです。老成した個体だったらしく,キブリイトグサ(Melanothamnus japonicusや褐藻類のハバモドキ属の1種(Punctaria sp.)などが着生しており,採集時は何だか分からず,とりあえず持ち帰って観察したところ,セトウチフジマツモ(Neorhodomela enomotoi)であることが判明しました。
 
セトウチフジマツモ Neorhodomela enomotoi
 
セトウチフジマツモ Neorhodomela enomotoi
採集地:香川県 高松市 庵治町 竹居観音岬;採集日:2021年4月15日;撮影者:鈴木雅大
 
イトフジマツ(N. munitaと良く似ており,採集地が香川県でなければイトフジマツと同定していたかもしれません。Masuda & Kogame (1998) によると,イトフジマツの生育帯は潮間帯下部の低潮線付近ですが,セトウチフジマツモは潮下帯に生育しており,手触りもイトフジマツよりも堅いとされています。著者が採集したセトウチフジマツモは,Masuda & Kogame (1998) の特徴に一致しており,おそらく間違いないと思いますが,確実に同定するには嚢果の形を観察する必要があります。残念ながら四分胞子体だったため,正確な種同定は次の機会を俟つことになりました。
 
参考文献
 
Guiry, M.D. and Guiry, G.M. 2021. AlgaeBase. World-wide electronic publication, National University of Ireland, Galway. https://www.algaebase.org; searched on 18 April 2021.
 
Masuda, M. and Kogame, K. 1998. Neorhodomela enomotoi sp. nov. (Ceramiales, Rhodophyta) from Japan. Phycological Research 46: 29-37.
 
吉田忠生・鈴木雅大・吉永一男 2015. 日本産海藻目録(2015年改訂版).藻類 63: 129-189.
 
 
写真で見る生物の系統と分類真核生物ドメインスーパーグループ アーケプラスチダ紅藻植物門真正紅藻綱マサゴシバリ亜綱イギス目フジマツモ科
 
日本産海藻リスト紅藻植物門真正紅藻亜門真正紅藻綱マサゴシバリ亜綱イギス目フジマツモ科フジマツモ連フジマツモ属セトウチフジマツモ
 
「生きもの好きの語る自然誌」のトップに戻る