アツミダイダイゴケ Brownliella cinnabarina (?) |
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作成者:鈴木雅大 作成日:2019年12月1日(2020年7月11日更新) |
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アツミダイダイゴケ(?) |
Brownliella cinnabarina (Acharius) S.Y. Kondratyuk, Kärnefelt, A. Thell, Elix, J.Kim, A.S. Kondratiuk & J.-S.Hur 2013: 271. (?) |
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菌界(Kingdom Fungi),子嚢菌門(Phylum Ascomycota),チャワンタケ亜門(Subphylum Pezizomycotina),チャシブゴケ菌綱(Class Lecanoromycetes),チャシブゴケ菌亜綱(Subclass Lecanoromycetidae),ダイダイキノリ目(Order Teloschistales),ダイダイキノリ科(Family Teloschistaceae),ブラウンリエラ属(Genus Brownliella) |
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Basionym |
Lecanora cinnabarina Acharius 1810: 402. |
Homotypic synonym |
Caloplaca cinnabarina (Acharius) Zahlbruckner 1908: 228. |
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撮影地:兵庫県 明石市 兵庫県立明石公園;撮影日:2019年11月30日;撮影者:鈴木雅大 |
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オレンジ色をした地衣類で,明石公園の良く目立つところに生えていることから,一般的な種類であるコウロコダイダイゴケ(Squamulea aff. subsoluta)かツブダイダイゴケ(Gyalolechia flavovirescens)かと思いましたが,地衣体はコウロコダイダイゴケのような鱗状ではなく,ツブダイダイゴケのようにコロニーが白っぽく見えることもありません。手持ちの文献の中では柏谷ら(2020)に掲載されているアツミダイダイゴケに良く似ているのですが,アツミダイダイゴケの特徴は地衣体の縁辺が裂片状になるのに対し,明石公園のダイダイゴケ類の地衣体の縁辺は裂片状になってるところがほとんどありません。かろうじて裂片状と言える箇所があるのでアツミダイダイゴケとしていますが同定は暫定的です。他の地衣類(ホシスミイボゴケ(Buellia stellulata)?)と隣り合って生えているせいかもしれないので,次に訪れる機会があれば確認してみたいと思っています。 |
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参考文献 |
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柏谷博之・大村嘉人・文 光喜 2020. 里山の地衣類ハンドブック.136 pp. 文一総合出版,東京. |
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